mayとmightの区別

「mayとmightの違いを教えてください。」というご質問をいただきました。

どちらも同じ意味を持ち、「かもしれない」、「してもよい」という意味ですね。

助動詞は、過去形になると、婉曲的になったり丁寧な表現になったりします。

「かもしれない」の意味のとき、may が50%だとしたら、mightはそれ未満(たとえば30%)の可能性だと思っていることになります。
「してもよい」という意味のときは、疑問文のときに、May I~?がMight I~?になると、へりくだった言い方になります。

It might rain tomorrow. 明日雨が降るかもしれません。(日本語訳はmayのときと変わりません。)
Might I go home now? 家に帰ってもよろしいでしょうか。

もちろんMay I ~?と言っても、決して失礼にはなりません。

「質問をしてもよろしいですか。」
May I ask you a question?

「もちろんです!どうぞ!」
Of course! Go ahead!

これからもご質問を楽しみにお待ちしております!

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tripとtravel

trip、travelのどちらかを使って次の文を英語にしてください。

「ハワイに旅行に行きたいです。」

I want to trip to Hawaii. と言いたくなりましたか?

正しくはI want to travel to Hawaii.です。
tripは名詞で、travelは名詞、動詞のどちらもあります。

tripは動詞のとき、「つまずく」という意味です。
She tripped and fell yesterday and got hurt.
(彼女は昨日つまずいて、転んでけがをしました。)

ちなみに、私は、よくつまずきますが、転びません!
I often trip but never fall.

このように、tripは動詞になると、全然「旅行」とは関係がないですね!

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宿題、手伝って (help)

次の文を英語にしてください。

「宿題を手伝ってください。」

Please help my homework. と言いたくなりますか?

正しくは、Please help me with my homework.です。

helpは目的語に人を取ります。
help 人 with もの となりますね。

help 人 to 不定詞 としてもよいですね。
「宿題をするのを手伝って。」なら、
Please help me to do my homework.
(このときのtoは省略されることがあります。
その場合、 Please help me do my homework.です。)

いつも「人」を言わなければならないわけではありません。
でも、「もの」の前には必ずwithが要ります。
Please help with my homework.

はい、喜んでお手伝いしますよ!

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It seems like SVとIt seems SVの違い

It seems like SVと It seems SVはどう違いますか、というご質問をいただきました。

どちらも「SがVするように思われる」という意味ですが、
It seems like SVは、口語表現で、「~のようですね。」のようなニュアンスです。
It seems (that) SVは、正式な書き言葉でも使います。

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in summerとin the summer

「夏に」と言うとき、in summer とin the summer とどう使い分けたらいいですか
というご質問をいただきました。

どちらでも一緒です。
好きな方でお願いします。

(特定の夏なら、もちろんthe が付きますけれども。)

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see, watch, look atの区別

次の文を、watch, see, look atのどれかを使って英語にしてください。

1. 私は今、美術館で絵を見ています。
2. 私は今、家でテレビを観ています。
3. 向こうに鳥が見えます。
4. 私は野球の試合を観るのが好きです。
5.(ちょっと離れるから)私の荷物を見ていてくれる?
6. 私はその映画を映画館で観ました。

基本的に、動くものを見るのはwatch、動かないものを見るのはlook at、
見えるのはseeです。
また、映画館で映画を観たり、劇場で舞台を観たりするのもseeです。
seeは、「見える」という意味のとき、進行形は使いません。

答えは、
1. I ‘m looking at paintings in the museum.
2. I’m watching TV at home. (TVはwatchと決まっています。)
3. I can see a bird over there.
4. I like to watch baseball games.
5. Will you watch my bag? (動かないように見張るのです。)
6. I saw the movie at the movie theater.

これからは、「見る」行為がどのタイプに当てはまっているか、意識してみましょう。

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muchとa lot

今日は、話し言葉の英文法です。
正しい、正しくないというより、自然かどうかです。

次の文を、muchまたはa lotを使って、英語にしましょう。

1. 私はたくさん食べます。
2. 私はあまり食べません。
3. 私はたくさん宿題があります。
4.(あなたは)コーヒーをたくさん飲みますか。

ここでの「たくさん」は、数ではなく、量なので、muchや a lotを使いますが、
英語の話し言葉では、muchを疑問文と否定文で、
a lotを肯定文で使う傾向があります。

そのため、

1. I eat a lot.
2. I don’t eat much.
3. I have a lot of homework.
4. Do you drink much coffee?

が自然な英語です。

注:テクニカルな文章では、a lotという言葉自体を使いませんので、
上記はあくまでも、話し言葉の話です。

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~だったかもしれない/できたかもしれない

過去のことについて、「~だったかもしれない」と推量するときの表現を確認しましょう。

「~かもしれない」は、
may, might, could という助動詞で表現できます。
どれも同じように使えます。

「~だったかもしれない」は、
may, might, could + have 過去分詞 で表現できます。

さらに、

could have+過去分詞は、
「~するかもしれなかった(実際はしていないけれど)」
「~しようと思ったらできた(実際はしていないけれど)」など、
他の意味の場合もあります。

Did you wait for the bus for an hour?
You could have caught a cold!
「バスを1時間待ったの?風邪を引くかもしれなかったよ!」

I could have read 100 pages, but I didn’t.
「100ページ読もうと思ったら読めたけれど、読まなかった。」

もっと大げさに、
The book was very interesting! I could have read 1,000 pages in a day!
「その本は、とても面白かった!1日で1,000ページでも読めたわ!」
と、あり得ないことを言うこともできます。

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雨が降る(天気の表現)

「今、雨が降っています。」を英語で言うとき、
It’s rain today. という文は、間違いです。

形容詞を使って It’s rainy today. または進行形でIt’s raining today. としましょう。

「9月にはよく雨が降ります。」という一般的な話の場合は、基本形を使って
It rains a lot in September. と表現します。

え、何々?rainを名詞として使いたいですか?

その場合は、itを主語にせず、We have rain today. や There’s rain today. とします。

雪(snow)も雨(rain)と同じように使います。

今度雨や雪が降ったら使ってみてくださいね。

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~した後で

次の文を英語にしてください。

「リース契約書にサインした後、私たちに送ってください。」

Please send us the lease after you signed it.
と言いたくなりましたか?

でも、サインをするのは過去の話ではなく、未来の話です。過去形ではありません。
また、本来は未来形のはずですが、afterの節(時を表す副詞節)には、
willを入れることができないので、現在形や現在完了形にします。

Please send us the lease after you sign it. となりますね。
「サインし終わったら」というニュアンスで、
Please send us the lease after you have signed it.
とも言えますね。(こちらの方が、丁寧に聞こえます。)

日本語で「~た」と言っているからといって、いつも過去のこととは限りません。
その都度、意識しましょう。

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How oftenって聞かれたら?

How often do you go to the movies? のように質問されたら、どう答えたらいいですか。

多くの生徒さんが、Sometimes. (ときどき)と答えます。
またはOften. (しょっちゅう)と答えます。

それでは答えになっていません。
Once a month. や
Twice a year. など、できるだけ具体的にお願いします。

全然映画を観に行かないのなら、
I never go to the movies.
ほとんど行かないのなら、
I hardly ever go to the movies. と言えばよいですね。

質問されたら、分かりやすく親切に答えてください。
よろしくお願いします。

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教える

次の文を英語にしてください。

「駅への道を教えてください。」

Please teach me the way to the station. と言いたくなりましたか?

teachは、学問や技術的なことを教える場合の「教える」です。
道を教えるのは、tell「言う」を使います。

だから、Please tell me the way to the station.ですね。
他にも、「電話番号を教えて。」なら、
Tell me your phone number.
「名前を教えて。」なら
Tell me your name.
「メールアドレスを教えて。」なら、
Tell me your email address. です。
tellは大活躍します。

え、もっと英語を教えてほしいですか?
「英語をもっと教えて。」は、
Teach me more English. です。

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