進行形にできない動詞

次の文を英語にしてください。

1. 私は彼を知っています。
2. 私は彼が正直だと思っています。
3. 私は彼のことを思っています。

これらはすべて「~ています」で終わっていますが、
基本的にknowやthinkは状態動詞で、進行形にできません。

1.は、I know him.
2.は、I think he is honest.ですね。

thinkは考え方をしているという意味では進行形にできませんが、
考えるという行為であれば進行形にできます。

3.は、I am thinking about/of him. です。

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intoとout of

次の文を前置詞を使って英語にしてください。

1. 彼は部屋の中に入った。
2. 彼は部屋から出てきた。
3. お入りください。(部屋の中から、外にいる人に向かって)
4. 彼は出て行った。

1. は、He went into the room.ですね。
2. は、He came out the room.だと思われましたか?

答えは
He came out of the room.です。

into とout ofは、ちょうど対義語です。

「部屋」や「建物」のような箱状の物から出るときは、out of~と言います。ただし、「窓」から外を見たり、「ドア」から外に出たりするときは、out~でも大丈夫です。


He looked out the window. (窓の外を見た。)
He went out the door. (ドアを出た。)

また、3と4のように、「部屋」のような目的語がない場合は、inとoutを使います。

3.の答えは、Come in.
4.の答えは、He went out.
です。

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乗り物の前置詞

次の文を前置詞を使って英語にしてください。

1. 私は電車の中に傘を置き忘れた。(leave)
2. 私は車の中でラジオを聴きます。
3. 私は自分の自転車に乗って来た。

1.はI left my umbrella in the train. と思われましたか?

実は、乗り物によって前置詞が決まっています。
bus, train, plane, shipはon
bike, motorbike, horseもon
car, taxiはinです。

答え
1. I left my umbrella on the train.
2. I listen to the radio in my car.
3. I came on my bike. (“my”を使わないのなら、I came by bike.でもいいですね。)

です。

では、もう一度チャレンジしましょう。There wereで始めて英語にしてください。

1. 電車の中にはたくさんの人がいた。
2. そのタクシーには3人が乗っていた。

1. There were many people on the train.
2. There were three people in the taxi.

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前置詞at, in, on

前置詞が難しいというお悩み相談がありました。
今日から場所を表す前置詞の勉強をしましょう。

atとinとonの区別はできますか?

atは点
onは、線、面の上
inは、線、面、空間の中。
です。

それではat, on, inのどれかを使って次の文を英語にしてみましょう。

1. 彼はそのベンチに座っていた。
2. 彼女はそのアームチェアに座っていた。
3. 彼はあのデスクに座っています。(デスクのところに)

1. He was sitting on the bench. (ベンチの上ですね。)
2. She was sitting in the armchair. (アームチェアの中にすっぽり入っていますね。)
3. He is sitting at that desk. (デスクの上でも中でもありませんね。)

それでは、次の英文の意味の違いを考えましょう。

1. Let’s meet at the cafe at 10:00 a.m.
2. Let’s meet in the cafe at 10:00 a.m.

1.はカフェを「点」と見ているので、カフェの中なのか外なのか分かりません。
2.はカフェの中ということが分かります。

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~から始まる

次の文を英語にしてください。

1. その会議は10時から始まる予定だ。
2. 日本では学校は4月から始まる。
2. その夕食はサラダから始まった。

1. がstart/begin from 10:00で、3. がstarted/began from a saladだと思われましたか?

「~から始まる」のとき、start/beginと一緒にfromは使いません。
時間に関することなら、「いついつから」ではなく、「いついつに」と言えば良いです。
それ以外については、start/begin と相性が良いのはwithです。

答えは
1. The meeting will start/begin at 10:00.(10時に始まる。)
1. School starts/begins in April in Japan. (4月に始まる。)
2. The dinner started/began with a salad.

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~まで、~までに(時間)

次の文を和訳してください。

1. I must submit the report by Friday.
2. I must submit the report before Friday.
3. I must work on the report until Friday.

答え
1. 金曜日までに報告書を提出しなければならない。(金曜日でもOKです。)
2. 金曜日になるまでに報告書を提出しなければならない。(木曜日の夜11:59までです。)
3. 金曜日まで報告書に取り組まなければならない。(金曜日までずっとです。)

until と by がどっちがどっちか分からなくなりますか?

はい、覚え方を開発しました!
「バイバーイ、もう帰るね。」 早く終わる方がbyです。
「まだ(still)やってるの?」 ずっとやっているのがuntilです。

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「置く」

「置く」という意味でputは、日常語ではよく使いますが、工業英語の書き言葉ではあまり使いません。

putが使われるのは、
put down 下ろす、物を置いて手を空ける
put away 片づける
put together まとめる という熟語のときです。

その代わりに、「置く」にはplaceをよく使います。また、限定された範囲に「置く」(ズレると困る場合)と言いたいときは、positionという言葉を使います。

setも、工業英語では「置く」という意味ではあまり使いません。ただし、ピンセット(tweezers)などを使って、とても小さなものを何かに嵌めるというときには使うこともあります。
工業英語ではよく、「設定する」という意味で使います。

工業英語でも使える熟語としては、
set up  設置する(組み立てて使える状態にする)
set ~ aside 後にとっておく があります。

それでは練習問題です。次の文を英語にしてください。

1. 材料を機械に入れる。
2. カーソルを削除したい文字の前に置く。
3. ハンマーを置いて、こちらに来てください。
4. 速度を設定する

答え
1. Place the material in the machine.
2. Position the cursor before the letter you want to delete.
3. Put down the hammer and come here.
4. Set the speed.

正確さが求められる工業英語では、putで済まさず、適切な単語を選びましょう。
読む人にとって分かりやすい表現を心がけましょう。

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先週、今週、来週

「また来週会いましょう。」はSee you next week.ですね。
See you in next weekではありません。

先週(last week)、今週(this week)、来週(next week)、毎週(every week)のように、
時間を表す名詞にlast, this, next, everyを付けると、副詞になり、前置詞が要らなくなります。

それでは、問題を解いてみましょう。次の文を英語にしてください。

1. 「私は今朝、早起きしました。」
2. 「私は毎年、その会議(convention)に出席します。」
3. 「昨年の冬、私はスキーに行きました。」

答え
1. I got up early this morning.
2. I attend the convention every year.
3. I went skiing last winter.

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時を表す前置詞(数字+時間の単位)

前置詞が難しいというお悩みをお聞きしました。
それでは、練習してみましょう!

次の文の( )に前置詞を入れてください。

1. We’re going to Hawaii ( ) two weeks.(私たちはあと2週間でハワイ行きます。)
2. We’re going to Hawaii ( ) two weeks.(私たちは2週間以内にハワイに行きます。)
3. We’re going to Hawaii ( ) two weeks.(私たちは2週間ハワイに行きます。)

今回は、「数字+時間の単位」のセットの前に来る前置詞を確認しましょう。

「~後」は、in+時間です。1時間後なら、in an hourです。(「1」はaやanで表せます。)
「~以内」は、within+時間です。たとえば10日以内なら、within 10 daysです。
「~間」は、for+時間 です。たとえば3年間なら、for three yearsです。

答えは
1. We’re going to Hawaii (in) two weeks.
2. We’re going to Hawaii (within) two weeks.
3. We’re going to Hawaii (for) two weeks.

これで予定が言えますね。

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時を表す前置詞(いついつに)

前置詞が難しいというお悩みをお聞きしました。
それでは、練習してみましょう!

次の文の( )にin, on, atのどれかを入れてください。

1. We went shopping ( ) Sunday,
2. I went to see the first sunrise of the year ( ) New Year’s.
3. We eat rice cakes ( ) New Year’s.
4. I get up ( ) 6:00.
5. I study English ( ) the morning.
6. He came home late ( ) night.
7. He left Tokyo ( ) the morning of December 1.
8. I lit a fire in the fireplace ( ) a snowy morning.
9. We can see a lot of stars ( ) a clear night.
10. Cherry blossoms bloom ( ) spring.

時刻はatです。
日付、曜日はonです。
週、月、季節、年、世紀は、inです。
クリスマス休暇、お正月といった休暇期間はatです。

朝、昼、晩はそれぞれ、in the morning, in the afternoon, in the eveningです。
夜はat night です。
ただし、上記の朝、昼、晩、夜に修飾語が付くと、inとatはonに変わります。

答えは
1. We went shopping (on) Sunday,
2. I went to see the first sunrise of the year (on) New Year’s. 元旦なのでonです。
3. We eat rice cakes (at) New Year’s. お正月という意味ならatです。元旦であればonです。
4. I get up (at) 6:00.
5. I study English (in) the morning.
6. He came home late (at)night.
7. He left Tokyo (on) the morning of December 1. 特定の朝なのでonです。
8. I lit a fire in the fireplace (on) a snowy morning. 特定の朝なのでonです。
9. We can see a lot of stars (on) a clear night. 特定の夜なのでonです。
10. Cherry blossoms bloom (in) spring.

これで「いついつに」が言えるようになりました!

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形容詞の順序

次の文を英語にしてください。

「これは、古いイタリア製の小さくてきれいな赤い木製のケースです。

This is an old Italian small beautiful red wooden case だと思いましたか。

英語では、形容詞を並べるときに、順序が決まっています。
有名な覚え方があります。OPSHACOM と覚えましょう。

Opinion(意見)→ Shape(大きさ、形状)→ Age(新旧)→ Color(色)→ Origin(国、地域)→ Material(材料)を表しています。

この順番に並べていくと、答えは
This is a beautiful small old red Italian wooden caseです。

それでは、OPSHACOMのルールに従って、次の文を英語にしてみましょう。

1. これは、日本の伝統的な古い木造の家です。
2. これは、近代的な灰色のコンクリートの建物です。
3. これは、きれいでエレガントな箱です。

1. This is a traditional old Japanese wooden house.
2. This is a modern gray concrete building.

3.はどうでしょうか。「きれいな」も「エレガントな」も意見の形容詞です。意見の形容詞が2つ以上並ぶときは、”,”を使って並べます。

3. の答えは、This is a beautiful, elegant box.です。

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「試験」「検査」を表す言葉

「試験」、「検査」を表す言葉は、test, examination, trial, inspectionがあります。

testは、何かを評価するための「試験」です。
examinationは、学校の「試験」や、医学的な「検査」という意味もありますが、
「検査」以外に「調査」、「検討」と訳すこともあり、その場合は何かを詳しく調べたり考えたりすることです。
trialは、試運転のように、性能を試す「試験」のことです。
inspectionは、基準に合っているかを判断するための「検査」、「点検」や、定期的な「検査」を指します。

それでは、上記の4つの言葉を使って、次の言葉を英語にしてみましょう。

1. 引張試験
2. そのエレベータの定期点検
3. 健康診断
4. 試運転
5. 生産工程の検査

1. tension test
2. routine/regular inspection of the elevator (定期的な検査や点検はinspectionです。)
3. physical examination(医学的な検査はexaminationです。)
4. trial/trial run
5. examination of the production processまたはinspection of the production process(詳しく調べるという意味では、examinationでも、inspectionでもどちらでも構いません。)

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