会話に困ったら

初級の方は、英会話で、言葉が出てこなくて困ることがありますね。
そのようなときは、まずSVOと思ってください。(SVCはすぐに慣れますね。)

まず、主語を言って、次に動詞を言って、その次に「~を」と言いましょう。ほとんどのことがこれで言えてしまいます。

言えないときは、主語を変えてみましょう。

たとえば
「英語が好きです。」を英語にするとき、Englishで始めると、English likes …となっておかしいですね。そのようなときは、likeの主語は何かを考えて、主語を「私」にして、I like English. にしましょう。

人間を主語にしてみると、簡単です。
私はI。
あなたはYou。
一般の人の場合は、自分が含まれていないときはTheyです。

では、練習してみましょう。

1. 日本語がお上手ですね。
2. (そのお店では)良いものを売っているよ。
3. あそこに鳥が見える!

1. あなたを主語にして、You speak good Japanese. またはYou speak Japanese well.
2. Theyを主語にして、They sell good things.
3. 私を主語にして、I can see a bird over there!

簡単ですね! It’s easy!

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現在形の基本形と進行形

現在形は、基本形と進行形で大きく意味が変わってくるので、気を付けてくださいね。

次の文を英語にしてください。

1. 彼女は大学に行っています。(いつものこと)
2. 彼女は仕事に行くところです。(移動中)
3. 彼女はこの冬はアルバイトをしています。
4. 彼女は音楽が好きです。

1.は、習慣なので、She goes to college. です。
2.は、今していることなので、She is going to work.です。
3.は、一時的にしていることなので、She is working part-time this winter.と言えます。(この場合、「普段は他のことをしているのだけれど」、ということを意識しています。)
4.は、状態なので、進行形にできません。She likes music. です。

たとえば、写真の説明をしていて、「この人は、~しているところだ」と言いたいときは、進行形にしましょう。TOEICのリスニングの写真の問題でも、人の説明は進行形になっていますね。

それでは、仕上げに次の文を英語にしてみましょう。

1. 彼は大阪に住んでいます。
2. 彼は今、ロンドンに住んでいます。(転勤または留学で一時的に)

1.は、He lives in Osaka.
2.は、He is living in London now.

これで区別できますね!

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「能力」を表す言葉

「能力」を表す言葉に、ability, capability, competence, capacityなどがあります。それぞれの意味を確認しましょう。

表面的にも分かるような人の能力はabilityです。be able toのableを名詞にしたものです。
例 He has the ability to motivate students.

capabilityは、人にも機械にも使えます。機械の場合は、「能力」のほか「性能」、「機能」と訳します。人の場合は、ablilityに比べて潜在的な能力(いざとなったらできるという能力)を表します。be capable of ~ingを名詞にしたものです。the capablility of ~ing または the capability to V の形で使います。

例 This machine has the capability to cut hard materials.
The team has the capability to increase productivity.

competenceは、何かを上手にする能力です。
例 She has the competence to deal with difficult cases.

capacityは、「容量」や「生産能力」のことを言います。空間的な意味での能力です。
例 The hall has a seating capacity of 500.
The new equipment increased the production capacity by 30%.

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友達になる

次の文を英語にしてください。

1. 私は彼と友達です。
2. 私は彼女と友達になりました。
3. 私はフェイスブックで彼と「友達」になりました。

1. は He and I are friends. とも言えますが、
be friends with という熟語を使って、I am friends with him.と言うことができます。
このとき、friendsが複数形になっていることに注意してください。

2.は became/make friends withという熟語を使って、I became/made friends with her.と言います。ここでも、friendsは必ず複数形です。

3.のようにSNSでは、friendを動詞として使って、I friended him on Facebook.と言うことができます。

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忘れる

次の文を英語にしましょう。

1. 彼にメールをするのを忘れた。
2. その博物館へ行ったことは決して忘れません。

同じ「忘れる」ですが、「(これから)~すること」を忘れる場合は、forget+to不定詞、「(過去に)~したこと」を忘れる場合は、forget+~ing(動名詞)です。

答えは
1. I forgot to email him.
2. I’ll never forget visiting the museum.

remember(覚えている)も同じように、to不定詞と動名詞を使い分けます。

それでは練習してみましょう。rememberを使って英訳してください。

1. ドアに鍵を掛けるのを覚えておいてね。
2. 私はドアに鍵を掛けたことを覚えています。

1. Remember to lock the door. (これからのこと=to不定詞)
2. I remember locking the door. (過去のこと=動名詞)

このルールを忘れないでくださいね!

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置き忘れる

次の文を英語にしましょう。

「電車に傘を置き忘れた。」

I forgot my umbrella on the train.だと思われましたか?

答えはI left my umbrella on the train. です。
「(どこかに)置き忘れる」は、leaveです。

forgetは、することを忘れたり、持ってくるのを忘れたりするときに使います。

それでは、次の文を英語にしましょう。(カッコは訳さなくても大丈夫です。)

1. 宿題を(するのを)忘れた。
2. 宿題を(持ってくるのを)忘れた。
3. 宿題をリビングに置き忘れた。
3. 宿題をバスに置き忘れた。

答え
1. I forgot my homework.
2. I forgot my homework.
3. I left my homework in the living room.
4. I left my homework on the bus.

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All S+V is

クイーンが大好きな生徒さんから質問がありました。
「オール ウィ ヒア イズ レディオ ガガ って、なぜareじゃなくてisなんですか?」

生徒さんにはAll we here is Radio ga ga.と聞こえたみたいです。
正しくは、All we hear is Radio ga ga.ですね。

All S+V is~. で、SがVするのは~だけだ。という意味です。
~は名詞でも、不定詞(原形不定詞)でも構いません。

それでは、この構文を使って次の文を英語にしてみましょう。(直訳調でごめんなさい。)

1. あなたが必要なのは愛だけだ。(ビートルズ)
2. クリスマスに欲しいのはあなただけだ。(マライア・キャリー)
3. 私がしたいことはちょっと楽しむことだけだ。(シェリル・クロウ)

1. All you need is love.
2. All I want for Christmas is you.
3. All I wanna do is have some fun.

歌いながら構文を覚えるのも、良いことですね。

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近くの~

次の文を英語にしてください。

「私は近くのコンビニに行きました。」

I went to a near convenience store. かと思われましたか?
near+~(名詞)だと、「~の近く」という意味になってしまいます。
この場合は、「コンビニの近く」になってしまいますね。

「近くの~」と言いたいときは、nearの代わりにnearbyを使いましょう。
I went to a nearby convenience store.

nearを使いたい場合は、たとえば家の近くであれば、I went to a convenience store near my home. と言いましょう。

ただし、the nearest+名詞 とすると、「最寄りの~」として使えます。
例 I went to the nearest convenience store.

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~に行く(冠詞)

次の文を英語にしてください。

1. 私はバスで学校に行きます。
2. 私は電車で仕事に行きます。
3. 私は昨日映画館に行きました。(movies)
4. 私は明日市役所に行かなければなりません。(city hall)
5. 私は郵便局に行くところです。(post office)

答え
1.2.は、go to school, go to workという慣用表現で、冠詞が付きません。
1. I go to school by bus.
2. I go to work by train.

3.は、「映画館に行く」という慣用表現で、特定の映画館でなくても必ずthe が付きます。
I went to the movies yesterday.

4.は、自分の住む地域の市役所と言えばそこに限定されるので、theが付きます。
I have to go to the city hall tomorrow.

5.も、go the the post officeと言います。銀行、郵便局、駅、公園、図書館、歯医者さんなどは、4.とは違って自分の地域にいくつかあったとしても、いつも行くところという意味で、go to the ~.と言うのが習慣的になっています。
I’m going to the post office.

冠詞は難しいですね。でも、よく意識して話を聞いたり文章を見たりしていると、だんだんルールが見えてくるかもしれません。

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talk to とtalk with

talk toとtalk withは何が違うのかという質問がありました。

それでは、次の日本語を英語にしてみましょう。

1.(電話の終わりに)「それではまたね。」
2. お話しできてよかったです。
3. 私はボスと話をした。
4. 私はその犬に話しかけた。

talk toとtalk withは、どちらも同じで、「~さんと話す」という意味です。
talk toは「一方的に話す」、talk withは「対等に話す」と思われるかもしれませんが、
実際はそのようなはっきりした区別をせずに使われていると思います。

ただし、たとえば赤ちゃんに話しかけるときは、一方的になるので、talk to the babyにします。

答えは、次のようになります。
1. (I’ll) Talk to you soon.(慣用表現です。)
2. (It was) Nice talking to/with you.(どちらでもOKです。)
3. I talked to/with my boss. (どちらでもOKです。)
4. I talked to my dog.(一方的です。)

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関係詞の前の冠詞

次の文を関係詞(where)を使って英語にしてください。

1. これは、私が生まれた町です。
2. これは、多くの人が住んでいる町です。

答えは
1. This is the town where I was born.
2. This is a town where many people live. ですね。

冠詞を比べてみてください。
1.はtheで、2.はaです。
関係詞の先行詞に必ずtheが付くと思っていらっしゃる方によく出会いますが、そんなことはありません。

1の場合、私が生まれた町が1箇所しかないからtheです。(逆にaと言われると、他にも生まれた場所があるのかしら?と思ってしまいます。)
2の場合、多くの人が住んでいる町は他にもたくさんあると考えられるのでaです。

冠詞は日本語にはないものなので、慣れるまでに時間がかかりますが、それを意識すると、さらに正確な表現ができるようになります。これからは単数・複数と、冠詞を意識してみましょう。

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~であるはずがない

「はずがない」は、なぜshouldn’t ではなく、cannotなのですか、という質問をいただきました。

参考書には、「はずがない」はcannotと書いてありますね。cannotはありえないという意味で、「はずがない」という訳になります。

cannotが可能性が0パーセントだと言っているのに対し、shouldn’tは「こうではないはず」という期待や予想が入っています。そのためshouldn’tは、「~のはずがない」というより「~じゃないはず」と訳す方がうまくいきます。

それでは、次の文を日本語にしてみましょう。

1. Don’t worry. We shouldn’t be too late.
2. That shouldn’t be a problem.
3. That can’t be true.
4. There are a lot of books here. It shouldn’t be hard to find a good one.

1. 心配しないでください。そんなに遅くならないはずです。(遅くならないと思います。)
2. それは問題にならないはずです。(問題にならないと思います。)
3. そんなこと、本当であるはずがありません。(そんなこと、ありえません。そんなこと、嘘に決まっています。)
4. ここには本がたくさんあるから、良い本を見つけるのは難しくないはずです。(難しくないと思います。)

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