満天の星

冬になって良いことは、星がますますきれいに見えることです。今の時期は晴天率が高く、ほぼ毎日星が出ています。もうすぐふたご座流星群ですが、もうそろそろ流れ星が見える頃かなと思い、先程(真夜中)、開けたところに見に行ってきました。寒かったので長い間は見ていませんが、2つ見えました。

私はシリウスの青い光が瞬いているのを見るのが好きです。すばるも好きです。双眼鏡で観ると1つ1つの星がくっきりと見えます。私の好きな清少納言も好きだったというので、なおいっそう親しみが湧きます。

残念ながら星空の写真を撮るのは苦手ですので、お昼間の浅間山写真を載せますね。(12/2撮影)

Continue Reading

12月の目標

12月になりました。浅間山に雪が積もっています。最近、水鳥について勉強しているので、近くの池に水鳥の様子を見に行きました。

1日は大学の先輩がマラソンに出て目標を達成されたお話を聞いて、勇気をいただきました。私は速く走ることはできませんが、山に登っても疲れにくい身体になりたいと思っています。秋に何度か登山をしてから、もっといろんなところに登ってみたいと思うようになりました。マラソンのように、日頃のトレーニングが大事だと思い、できるだけたくさん上り坂を歩きたいと思います。

それから今月は、今年勉強したことを振り返り、まとめていこうと思います。溶岩樹型の見学、遺跡の見学、コケの学習会のことなど、まだブログに書いていないこともたくさんあります。貴重な学びと感動を記録しておきたいと思います。

写真は12/1撮影

Continue Reading

雪の浅間園―見晴台~入口

再び鬼のヒミツ道を通ってセンターに戻りました。シャクナゲも雪を被っていました。途中から雪雲が去っていき、青空が見え始めました。

シャクナゲの葉っぱが上手に雪を支えています。
ダケカンバ
日が差してきました。
枝が真っ白です。
花のように見える雪

散歩が終わる頃、真っ白な世界に、ツルウメモドキの黄色と赤の実(赤いのは種だそう)が目を引きました。最初にここを通ったときにまったく気づかなかったのは、下ばかり向いて歩いていたからでしょう(コケが気になってしまって)。

ツルウメモドキ
ツルウメモドキ、ヤドリギ、シラカバ

雪の浅間園はあまりにもきれいで、心が洗われるようでした。この地域には冬が一番好きとおっしゃる方が多くいらっしゃいますが、どんなに寒くても私もきっとそう言うと思います。雪がたくさん積もる1月、2月には雪遊びをする計画も立てています。

Continue Reading

雪の浅間園ー入口から鬼のヒミツ道

今日は浅間園に出かけました。雪が降ってきたかと思うとどんどん積もりだして、とてもきれいな雪景色になりました。雪の上を歩くのが楽しくて時間を忘れて外にいたのですが、ビジターセンターのスタッフの方が、帰りが遅いので心配して様子を見に来てくださっていたそうです。建物に戻ってくると、寒かったでしょう、とストーブを焚いてくださいました。御親切に有難うございます。今年は明日で閉園ですが、また雪解けした春から何度も通って自然のことを勉強したいです。

たくさん写真を撮ったので、3回に分けて載せます。

コケの観察会に参加してから、視線がどうしても下の方に行ってしまいます…。

シラカバとヤドリギ
雪の薄化粧
スギゴケが寒そうにしています。
「コケ半島」と名付けられた場所
こちらはガンコウラン
Continue Reading

吾妻峡散策―鹿飛橋~ふれあい大橋

鹿飛橋からは元の道に戻らず、山の道を通って進むことにしました。誰にも出会わないので少し不安になりつつ、落ち葉をざくざくと踏みながらまっすぐ進むと、開けたところに出てきました。大きな屏風岩が見え、少し下って猿橋に行きました。

落ち葉をざくざく踏みながら歩きました。
屏風岩
猿橋(片方の岸の岩盤に穴をあけて刎ね木を差し込んで支えにした、片刎(かたはね)橋)
猿橋からの眺め
滝も見えます。

八丁暗がりのコースを終えてから、今度はお蕎麦屋さんを目指して歩きました。途中で可愛い雑草にも出会いました。ハキダメギクは、牧野富太郎先生が命名されたとのことですが、掃き溜めで発見されたからだそうです。花びらが清らかで可愛らしいので、「掃き溜めに鶴」という言葉のように可憐に咲いていたのだろうと想像してみました。

そして、ついに黄色い葉っぱの謎が解けました。お友達が実を見て「藤」だと確信されました。よく見ると、葉っぱは木に絡まったつるから出ていました。絡まれた木は弱弱しく、少しだけ本来の葉っぱをつけていました。

ハキダメギク
コセンダングサ(くっつき虫になる)

謎解きが終わった頃、もみぢ茶屋というお蕎麦屋さんに入りました。親切なお店で、新そばを美味しくいただきました。そこからまたふれあい大橋まで歩いて、散策を終えました。

木々が朝とは違った色に見えました。

とても楽しい散策コースでした。お友達のガイドのおかげで、見どころと絶景ポイントがしっかり押さえられました。また前回は、雨でアガッタンが中止になってしまったのですが、今回はアガッタンにも乗れて、最後までお天気に恵まれてよかったです。(家に帰ると、急に寒くなり、氷雪が降っていました。)

Continue Reading

吾妻峡散策―大蓬莱~鹿飛橋

大蓬莱から紅葉台を通って若葉台に向かって歩きました。ときどき空を見上げると、ひらひらと葉っぱが舞い降りていました。すでに落葉している木も多いですが、ときどき鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。眼下には木々の隙間から、900m続く、最も川幅の狭い「八丁暗がり」が見え隠れしていました。

途中でときどき見かける黄色い葉っぱが何の葉っぱなのか、お友達とだんだん気になってきました。

鹿飛橋から見る景色は静かで神秘的でした。

大蓬莱
よく見かける黄色い葉っぱが何なのか、気になりました。(左の木)
紅葉台
八丁暗がり
布袋岩
鹿飛橋
鹿飛橋から(上流)下流は、ページトップの写真。

(続く)

Continue Reading

吾妻峡散策―ふれあい大橋と八ッ場ダム

吾妻峡に何度も通って詳しくなられたお友達にガイドをしていただきました。

今回は雁ヶ沢からスタートです。ふれあい大橋から、早速美しい渓谷が見えました。息を吞むような美しさで、ここにいるだけでも十分満足してしまいそうだったのですが、この峡谷はなんと八ッ場ダムまで2.5km続いています。上毛かるたでも「耶馬渓しのぐ吾妻峡」と詠まれる名勝です。

ふれあい大橋から角度を変えてみると、まったく違った様相を見せてくれます。

弁天島
滝が流れています。
川はどのように蛇行しているのでしょうか。

橋を渡って、アガッタンに乗り、終点の八ッ場ダムに着きました。あれ?デジャブ?そうです。実は私たち、3週間前にも来ていました。今回はダムが放流中で、水が勢いよく流れていました。

ここから、散策開始です。(続く…)

Continue Reading

アガッタン

ちょうど1週間前、お友達とアガッタンに乗りました。アガッタンは八ッ場ダムの建設とともに切り替え廃止となったJR吾妻線のレールを利用した、自転車型トロッコです。その日は快晴で暖かく、まだ残っていた紅葉を楽しむことができました。

少し早めに着いたので、公園でおしゃべりをしました。(お友達は旅上手。温泉やお宿の情報をいろいろ教えていただきました。)

お友達とおしゃべりをした、のどかな公園(駅から望む)

アガッタンは雁ヶ沢駅から出発しました。2人で漕ぎながら、吾妻峡の景色を楽しみました。(実は、2人で漕ぐとスピードが出過ぎることが分かったので前半は楽をさせていただいて、後半からは申し訳ないと思い、本気を出して漕ぎました。)レールの継ぎ目の度にガッタンという音がして、鉄道らしさも実感できました。

八ッ場ダムまで2.4km。橋や、踏切や、トンネルを通り、変化に富む楽しいコースでした。とても楽しかったので、また乗りたいです!

雁ヶ沢(がんがさわ)駅
橋を渡ります。(橋は他にも何か所かあります。)
ときどき鮮やかに色づく葉っぱに目を奪われます。
最初のトンネルが見えてきました。
最初のトンネル
日本で一番短いトンネル
再びトンネルへ。
長いトンネルは、電飾のおかげで明るい気分になりました。
落ち葉がいっぱい。
八ッ場ダムに着きました。

(この後、吾妻峡散策へと続きます)

Continue Reading

鳥の観察

野鳥の会で、湖に観察に行きました。冬の水鳥がたくさん来ていました。双眼鏡では見えにくかったのですが、望遠鏡を覗かせていただくと、アオサギの群れや、キンクロハジロ(頭の冠が特徴的)、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ(ヒドリガモと違って頭にバナナマークがない)、オカヨシガモ(お尻が黒い)、ミコアイサ(パンダのような目)、オオバンなどが見えました。カイツブリはすぐ潜ってしまうので追うのが難しいですが、見つけるのが上手な方に望遠鏡で見せていただき、カンムリカイツブリ(冠があり、首が長い)、ハジロカイツブリ(頭と背中が黒い)も確認できました。

千葉県市原市の公園でよく見ていたアオサギ、マガモ、ヒドリガモ、オオバンだけ見分けられました。他はこれから覚えます。
鳥は遠く離れていても人がよく見えるようで、私たちに気づくとさーっと静かに去っていきました。

陸では、コゲラが洗濯板を棒でこすったような音でギーギーと鳴き、ベニマシコがピッコロのような音色でフィッ・フーと歌い、ゴジュウカラがフィフィフィフィフィと鳴いていました。ある方と北海道のオロロン鳥の話をしながら歩いていると突然、目の前を指さして「あ、ベニマシコがムラサキシキブを食べてる!」とおっしゃって、幸運にも初めてベニマシコ(メス)を見ることができました。皆様の観察眼には本当に感服するばかりです。

今回も、鳥の見分け方だけでなく、植物の勉強の仕方など、たくさんのことを教えていただき、ますます勉強が楽しみになりました。

家に帰ってからは、地鳴きを音声で聴いて復習するのですが、家の近くにいる鳥に聞こえて混乱させるといけないなと、ちょっと気を遣いながら聴いています。

Continue Reading

鳥の勉強会

今日は、日本野鳥の会 安西英明先生の講演会に参加させていただきました。「浅間高原での冬鳥との出会い」についてのお話のほか、植物、虫などの生命のことから、環境のことまで、たくさんのことを教えていただきました。

お話の中で印象に残ったのは、若い鳥が越冬できる確率がとても低いということでした。主に猛禽類に食べられてしまうからです。猛禽類も狩りができなければ死んでしまいます。

人間は、寿命があるうちはずっと生きられることを前提にして、将来のことを夢見たり案じたりして暮らしていますが、鳥や他の動物にとっては毎日が命がけです。今日のお話は、自然の尊さと自分の生き方を改めて見つめ直す機会になりました。

これから来る寒い冬も、鳥が頑張っていると思うと暖かくさえ感じるかもしれません。


さて、私が所属している野鳥の会で行われた先月の観察会について、忘れないうちに記録を残しておきたいと思います。肝心の鳥の写真はないのですが…。もう1か月近く前なので、木も青々としていますね。(今は、氷が張っていると思います。)

その日は特に暖かい日だったので季節を間違えたのか、ホオジロがさえずっていました。背の高い木の上にはエナガがいました。カケスが「ジェイ、ジェイ(というよりもギエイ、ギエイ?)」とよく鳴いていました。ホオジロと似た、頭の高いカシラダカなどもいました。

歩いているとき、美味しいキノコや木の実のことや、「聞きなし」(ホオジロは「源平つつじ、白つづじ」、ツバメは「土食って、虫食って、口渋い」、イカルは「お菊二十四」、サンショウクイは「ヒリヒリ」など)を教えていただきました。

毎回、観察会を楽しみにしています。鳥のこと、植物のこと、自然のことなど、何を聞いても親切に教えてくださいます。都会にいた頃には本を読んでも、どう探しても学べなかったことを、生きた言葉で教えていただけて、感動でいっぱいになります。貴重なお話を伺ったり、自分自身も観察の練習を積んだりしながら、心の赴くままに学んでいきたいと思います。

川の奥では、カエルがキョロロロと鳴いていました。
イノシシの足跡
イノシシのぬた場(泥浴びをするところ)

植物のことも教わりました。

テングノコヅチ
大量の黒い実をつけたクロツバラ
人里の美しい風景。奥に見えるのは浅間山

Continue Reading

草津温泉 湯畑周辺

地蔵源泉を通って、湯畑に着きました。岡本太郎氏がデザインしたひょうたん型の湯畑は、草津温泉のシンボルです。

地蔵源泉
滝の流れる石には、イデユコゴメという高温な酸性泉でも生きられる珍しい紅藻類がついています。
浅間石が積まれています。

笑ってばかりの楽しいガイドツアーが終わり、草津に歩みし100人の名前を読みながら湯畑を一周しました。

ドイツのローテンブルクにある門に書かれた言葉を東山魁夷氏が翻訳したものだそうです。

ガイドの方が教えてくださった、日進館のGute Reiseというカフェに行ってみました。とても居心地がよく、美味しかったです。

300年以上の歴史のある日新館
素敵なお店でした。

カフェを出てから光泉寺付近を散歩しました。紅葉が色鮮やかでした。鳥がたくさん鳴いていて、カケスが大きな獲物をくわえて飛んでいるのも見かけました。もう一度同じルートを通って、中和工場をもう一度見に行ってから(今度は内部を見学)、ホテルに戻りました。

ホテルからの景色
Continue Reading
1 2 3 45