万探ツアー ヨタカとカエルの観察

6月6日朝3時に万探ツアーで草津にヨタカの観察に行きました。着くとサーチライトのようなものが光っていましたが、石塚徹先生がヨタカは飛びながら虫を食べるので、その虫を集めるための「ブラックライト」という装置だと説明されました。

<ヨタカについて教わったこと>
・地面や石の上など平坦なところに座っている、電線でも平たいものがついているところでないと留まらない(電柱の上なら留まる)。
・鳩胸で頭が大きく翼が細長いので、大きく見える。飛んでいるとき、翼に白い模様が出る。
・朝3時頃(日の出の1時間前)は受精によい時間帯なので、オスは必死に鳴く。
・巣は作らず、地面に直接卵を産む。
・メスは抱卵しているが、お腹がすくと出てくる。
・雛に餌をやるときは、捕まえた虫を唾液で団子状に固めて吐き出す(アマツバメも同じ)。

~鳴き方3つ~
・キョキョキョキョキョキョキョキョ…という声は縄張り宣言と花嫁探し。
・くわっ、くわっ、くわっ…は威嚇の声。
・うぁんうぁんうぁんうぁん…はメスへのアピール。
(鳥の声は、遠くに届く大きな声と、近くにいるメスにささやく小さな声の2種類がある。)

まだどの鳥も鳴いていない3時頃、ヨタカの声だけが聞こえました。最初、2か所で2羽のヨタカが呼応するようにキョキョキョキョキョキョキョキョ……と鳴いていました。あまりにも長いフレーズのときがあり、長いほどアピールになっているのかなと思いました。ときどき、ぽわっ、ぽわっ、ぽわっという声に変わりました。

しばらくして、遠くでフクロウが鳴きました。その後、ホトトギス、カッコウ、ジュウイチが鳴きました。ヨタカがキョキョキョキョキョキョキョキョ…と正確にリズムを刻んでいるときに、ホトトギスが歌い、ジュウイチが装飾音を挟んできて、まさに森という大舞台での音楽を聴いているようでした。

ぼんやりと明るくなるとしだいにヨタカの声は少なくなり、カッコウの仲間だけの声になりました。再びぽわっ、ぽわっ、ぽわっの音が聞こえてきて、その後うぁんうぁんうぁんうぁん…と言いながら2羽のヨタカが飛んでいくのが見えました(オスがメスを鳴きながら追いかけていました)。

そしてさらに明るくなり、ホオジロとジョウビタキが鳴き出しました(私はてっきりルリビタキだと思っていましたが、先生に教えていただきました)。また、低い連続音がしていて、てっきりヨタカだと思い込んでいましたが、モズだったようです。

―――

少し車で移動して、ご用意してくださった温かいスープとお菓子をいただいて温まりました。そこではヒガラ、シジュウカラ、エナガ、アカゲラの声が聞こえました。カエルの住む池へと向かいました。

この池は、2024年の秋に来たことがあり、春になるとカエルが来ると聞いたことがありました。秋には聞こえなかったカエルの声が今ではたくさん聞こえて、木々の緑が美しく、当時は大きな葉っぱと実が落ちていたホオノキはちょうど花が咲いていて、まるで別世界でした。ちょうど霧雨で、ますます幻想的で絵画のようでした。鳥はウグイス、ガビチョウの声が聞こえました。モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルのどちらの声も聞こえました。ここには、次々といろいろな種類のカエルがやってきて産卵するそうです。

今回、初めてムカシツチガエルを見ることができました。土の色ですがアカガエル科で足に縞模様が見えました。

ムカシツチガエル(太平洋側にいるツチガエルで日本海側にいるツチガエルと特別される。背中にはイボがある。)

ヒキガエルのオタマジャクシがたくさんいました。

黒いのはヒキガエルのオタマジャクシ

<メモ>
・カエルは夜、目が大きくなる。
・ツチガエルは水辺に暮らすが、アオガエルは水辺から離れて暮らす。
・ヒキガエルやヤマアカガエルは遠くの高いところに移動する(分散能力が高い。)

ツボスミレ
フモトスミレ
ガマズミ

今日の観察会のような真っ暗な中での鳥の観察は生まれて初めてのことでしたが、怖くて出られなかった森にまったく知らない素晴らしい世界があったことが分かって、今までの人生、何かもったいないことをしていたような気さえしました。このような経験はめったにできないと思いますが、これからはときどき想像してみることができます。

特に、いろいろな種類の音を聴くことができてよかったです。特にヨタカの「ぽわっ、ぽわっ」の声は印象的で、私の笛の音のレパートリーに加えたいと思いました。モリアオガエル(太い声)とシュレーゲルアオガエル(細い)の音も聴き比べることができてよかったです。音の聴き分けは、現場で先生と一緒に確認しないと難しいものだとつくづく思います。観察会の帰りに気になっていた湖に行って、カエルの声を聴いてみると、以前モリアオガエルかもしれないと思っていたのがシュレーゲルアオガエルに聞こえてきました。鳥もカエルも、聴き分けるには一つ一つ練習が必要ですね。

このような素晴らしい機会を与えてくださり、心より感謝申し上げます。