新潟での植物観察―その1

4月24日、嶋村明先生のご紹介で大平満先生にお会いし、嶋村先生とお友達と一緒に新潟県まで植物観察に連れて行っていただきました。編集に携わらせていただいた『スミレ学習帳』で少し日本海側のスミレのことを学びましたが、いつか見てみたいと思っていました。こんなに早く夢が叶って嬉しいです。

11kmに渡る関越トンネルを過ぎると、湯沢のリゾート地が見えました。関東から新潟に行ったのは初めてです。魚沼から下道に入ると右手に八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳からなる越後三山が見えていました。田んぼが右にも左にも見渡す限り広がっていました。川沿いには柔らかい新緑の柳が並んでいました。豪雪地帯ならでは独特の建築様式(高床式の住宅やかまぼこ型の倉庫)がとても珍しく、印象に残りました。

スミレ以外にもたくさんの日本海側の植物や多雪地帯の植物に出会い、美しい田園風景やアルプスを彷彿とさせる雄大な山の景色を見ることができ、とても感動しました。新潟の植物は雪から顔を出したばかりで活き活きしていました。また、土手ごとに違う植物が棲み分けをして群落を作っている様子も興味深かったです。

道の駅で一緒に食べた栃尾の油揚げもとても美味しくて、植物の思い出としっかり結びついて忘れられないものとなりました(今後、油揚げを見るたびに新潟を思い出すことになるでしょう)。

新潟では、カタクリの花がどこにでも咲いていました。そして、葉っぱに斑点が少なく、すっきりとした印象です。白花のカタクリも見つけました。

白花のカタクリ
トリアシショウマ(日本海に多い。)
ショウジョウバカマ。(左はゼンマイとオシダ。)
ユキツバキ(日本海側に多い)がいたるところに咲いていました。
キクザキイチゲ(日本海側に咲く。紫が美しい。)
オトメエンゴサクの群生
オトメエンゴサク(昔はエゾエンゴサクと呼ばれていた。)
ミチノクエンゴサク
ネコノメソウ
オオウバユリ(日本海側に多い)
エンレイソウ
コシノチャルメルソウ(コシノは「越野」のことで、群馬にはない。)
コシノチャルメルソウ(よく見ると美しい。)
こんなところにコスミレが!
マメザクラ?
ツボスミレ

ツボスミレの写真を一生懸命撮っていましたが、途中で、時間がもったいないので浅間高原で見られるものは撮るのをやめようと思いました。

アズマシロカネソウ(の後ろ姿)

この花は崖の下にあったので望遠で撮影しました。嶋村先生は崖の下に降りて行かれて撮影されました。家に帰ってから見てみると私が撮った花はどれも後ろ向きだったのに対し、先生の写真は正面から撮影されていて見事でした。(横着してはいけませんね。私は崖から降りる勇気がなかったのも事実ですが…。)

クロサンショウウオの卵(アケビのような形でした。)

田んぼからはシュレーゲルアオガエルの鳴き声が響いていました。

(続く)