湖の探鳥会―その1

探鳥会で湖に行きました。雨の予定でしたが、幸運にも晴れて快適な散策ができました。会の方々に鳥だけでなく、樹木についても親切に教えていただき、とても勉強になりました。1か月ほど前とは違って、ズミやミズキの花はもうなくなり、ノイバラがたくさん咲いていました。

ちょうど直前に雨が降っていたので、水辺から森へに向かってたくさんの小さなカエルが道路を横断していました。1cmあるかないかの大きさでした。それに気づいてからは踏まないように気を付けましたが、車に轢かれないか心配になりました。

アズマヒキガエルのこども

その後で、草地でおとなのアズマヒキガエルを発見しました。

アズマヒキガエル

自分でも認識できた鳥:ホトトギス、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、アオジ、キビタキ、エナガ、カッコウ、オナガ、ヒガラ、サンショウクイ、センダイムシクイ、アカゲラ、コゲラ、アオサギ

出発地点では高い音でツィ、ツィ、ツィと幼鳥のエナガがたくさん鳴いていました。エナガの家族が道路を挟んで木々の間を行ったり来たりしていました。キョッ、キョッというアカゲラの声も聞こえました。アカゲラとアオゲラの地鳴きは似ていますが、アオゲラの方がキョッ、キョッの間隔が長いのだそうです。今回は、家族連れの鳥がたくさん見られ、ソングポストで縄張りを宣言する鳥もよく見えました。

家族と思われるコゲラが3羽木に止まっていました。

コゲラ

ホオジロがソングポストを見つけて長い間さえずっていました。

ホオジロ
サンショウクイのメスか幼鳥
ヒヨドリ

モズは尾羽をくるくると回していました。

モズ

別の低木のところでは、そばを通るとウグイスが警戒して谷渡り鳴きをし始めました。私たちがいる間、しばらく続けていましたがそのうち疲れてしまって一休みしたあと、また「ホーホケキョ」と平常モードで鳴き始めました。


ここからは植物の写真です。

草地に2種類のアヤメが咲いていました。一つは普通のアヤメ、もう一つは小さくて色の薄いアヤメです。

ヒオウギアヤメ?自生ではないかもしれません。
キバナノヤマオダマキ
ウツボグサ
ガマズミ
ガマズミ
ノイバラ
オオバコ
エンレイソウの実
キショウブ(園芸種)花びらに見える部分が実は萼だと教えていただきました。その近くにアメンボがたくさん泳いでいます。
ニワトコ
コナスビ
ツルマンネングサ
ミズキ(葉が互生。クマノミズキは対生。)
サルナシ(マタタビ科)。キウィのような実をつける。枝が赤い。)
地元の方が「アカツル」と呼んでいるもの。リースに使う。

その他、虫こぶだらけの木をいくつか発見しました。確認すると、中に幼虫が住んでいました。虫こぶだらけになって木が枯れてしまわないか聞いたところ、虫も木が枯れると生きられなくなるから、バランスを取っているはずとのことでした。

教えていただいた聞きなし:エゾハルゼミ「みょうき~、みょうき~」、メソボムシクイ「ソラソソ ソラソソ」(音階)

メモ:サワフタギは青い実ができる。ちなみに似たカマツカ(ウシゴロシ)は赤い実がなる。サワフタギはシロシタホタルガの食樹で幼虫はネコバスそっくり。

(続く)