11月コケ観察会(振り返り)―その1

私の森では雪が積もっていますが、溶けるたびに、地面からコケがぴょこんと元気に顔を出します。雪の毛布の下で守られているように見えます。完全な雪解けはまだ先ですが、コケが見えたときにすぐに分かるように、今のうちに復習しておくことにします。

昨年11月、浅間園でコケ観察会がありました。浅間山麓コケ楽会の方々に案内していただきました。まず、コケとは何かを学んでから、遊歩道に観察に出かけました。

コケと地衣類の違い:

  • コケ:光合成ができる、緑色の植物。蘚類と苔(たい)類がある。
  • 地衣類:菌類の仲間で、体に共生している緑藻類が光合成をしている。

上の写真の右上がスギゴケ(蘚類)、下のがゼニゴケ(苔類)、左上がウメノキゴケ(地衣類)です。

観察したコケの写真とメモを載せておきます。

シモフリゴケ:溶岩(酸性)の上に大群を作る。ルーペで見ると葉先が透明。高山性。
タマゴケ:半球状の群落。蒴(さく)が玉のようなのでタマゴケ。
コツボゴケ:明るい緑色。
ハマキゴケ:コンクリートなどアルカリ性を好む。先端が糸が巻いているよう。
ハイイロキゴケ(地衣):灰色で、木の枝のように立ち上がっている。
ハリスギゴケ(白いのはシモフリゴケ):葉先が尖る。どちらも高山性。

続く

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