3月1日、お友達と一緒に、「わくわく万探ツアー」で万座のカラマツの母樹林を見に行きました。今回もスノーシューでの散策です。雪の下には笹が生い茂っているため、このように雪で2mほど高くなっている時期にしか歩くことができません。また、硫化水素が発生している場所もあるため、ガイドの方がいないと入ることができません。そのようなわけで、この万探ツアーをとても楽しみにしていました。
万座しぜん情報館の解説によると、日本各地に植林されているカラマツの種はこの母樹林から採取されたものだそうです。大木が立ち並び、樹齢500年以上の巨木(直径100cm以上を巨木と言うそうです)もあります。そして、大木には名前がつけられています。
母なるカラマツの木々は、上の写真のように、上にも横にも自由に枝を伸ばしています。私が普段見ている左右対称のカラマツとは違う形をしています。遠くから見ると大きさが分かりにくいですが、近づくと巨大で圧倒されます。寒さで厳しい場所なので、木の中の水分が凍って割れる「凍裂」も見られました。痛々しいですが、木は自分で油を出して治していくのだそうです。
カラマツからは、よくホネキノリとハリガネキノリ(地衣類)がぶら下がっています。カラマツの他にも、トウヒ、シラビソ、コメツガ、ダケカンバなどが生えています。標高1000mをはるかに超えているので、シラカバはあまり生えていません。










こうして、普段は見られない万座の大自然に近づくことができ、偉大な木々の姿を目に焼き付けることができました。この日は暖かくて、雲ひとつない快晴でした。木の上の雪がどんどん溶けていき、ホオジロのさえずりも聞こえました。ツアーの後はお友達と昼食を食べて万座温泉に入りました。たくさんおしゃべりして、とても楽しい時間を過ごすことができました。
注:多くのガイドの方々やスタッフの方々のおかげで、ツアーは安全だったのですが、温泉の帰りに駐車場で車に乗ろうとドアのハンドルに手をかけたとき、凍った路面で派手に転びました。最後の最後まで気を付けましょう(と、自分に言い聞かせています)。