ボルケーノスノーシュー(座学と散策)

2月16日、浅間園で行われた冬の浅間山ボルケーノスノーシュー(やまぼうし自然学校、環境省上信越高原国立公園管理事務所、浅間北麓山ジオパーク共催)に参加してきました。座学で国立公園とジオパークについて学びました。

メモしたこと

  • 国立公園は全国に35か所。上信越高原国立公園は5位の面積。
  • 国立公園は環境省、国定公園は都道府県が管理
  • アメリカの国立公園は国が占有しているが、日本は民有地、市町村有地、国有林が混在
  • 浅間園は国立公園の特別保護地区で私の住むところは第2種特別地域
  • 国立公園は趣のある風景地、ジオパークは文化を育む土壌と考える
  • ジオパークの考え方:大地の遺産を守りながら生かす
  • 全国にジオパークは48地域(うち10か所が世界ユネスコジオパーク)あり、そのうち30地域が国立公園
  • 浅間山北麓ジオパークの特徴:キャベツ、温泉、景観、リゾート文化、被災と復興

座学の後で嬬恋村「万両」さんの美味しいお弁当をいただきました。一緒に探検するのが3回目となるご夫婦と、群馬の話で盛り上がり、私の間違った地名のアクセントを直していただきました(例 富岡、前橋、草津など)。私も自然に話せるようになりたいです。

その後、班ごとにスノーシューで散策しました。快晴で遠くの山々(谷川連峰)までくっきりと見渡せました。

ガイドの方に溶岩の特徴と植物について教えていただき、とても勉強になりました。私の住んでいる森と標高が近いので、植生がよく似ています。ここでほとんどすべての木の名前が覚えられて、自分の森でもほとんど見分けられるようになりました。

質問をする機会もありました。地形に詳しいとお聞きしていたガイドの方に、お正月から気になっていた門貝層について教えていただき謎が解けました。やまぼうし自然学校の方には、木の種類、鳥、動物、虫のことを教えていただきました。特に、私は寒くなる前にカメムシやテントウムシが家に入ってくるたびに窓から出したり、葉っぱの下に潜り込ませたりしていたのですが、こんなに寒くなってしまって凍ってしまったのではないか、もっと別のところに連れて行けば良かったのではないかと心配していたのですが、「虫たちは暖かい隙間の場所を探してちゃんと生きていると思いますよ」と言ってくださって、安心しました。こういう悩みって、誰に相談したらいいか難しいですよね。私も、いつか誰かのお悩み相談に答えられるように、虫のことをもっと勉強しようと思いました。

また、園内の木製ゲートが熊によって壊されているのは知っていましたが、それが熊が好きな塗料の匂いのためだということも教えてくださいました。私はまだ、動植物の種類を見分けるだけで満足してしまっているところがありますが、それぞれの動物や虫の行動を深く知ると、もっと何か大事なことの解決につながっていくような気がします。

ガイド方々、スタッフの方々に親切にしていただいて、守られながら安全に探検ができて、本当に楽しい1日となりました。感謝の気持ちでいっぱいです。


手前の方は気泡が少ない緻密な溶岩。ということは、固まる前にガスが抜けていたということ。
鉄分を多く含む溶岩。上部は気泡が多く見える。ということは、もともと液体であり、ガスを多く含んでいて、ガスが抜ける前に固まったということ。
樹皮のひし形模様が目印のウリハダカエデ
ふわふわの綿毛が顔を出し始めたバッコヤナギ
樹皮が剝がれてまだら模様になるリョウブ
ゴヨウマツ
ヤマドリの足跡と糞 (足跡には筋が付いているので、尾の長いオスかも?)

いつものように白煙を上げる浅間山。この日は青空が広がっていましたが、太陽に傘が被っているから「明日は雪だね」という推測が見事に当たり、翌日からは大雪でした。

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