最近、カワラヒワが家の前の木に何十羽も集まって、ときどき地面に降りては何かを探しています。キリリコロロと鳴いています。昨日はアカゲラも窓の前の木に遊びに来てくれました。今日もキョッキョッキョッと鳴いていました。
毎日、どんな鳥の声がしたのかを日記に書いています。最近は、シジュウカラがツピー・ツピー、ヒガラがツピン・ツピンとかツツピン・ツツピン・ツツピンとさえずっています。
これらの写真はすべて、家の同じ窓から撮影しました。



Exploring places, nature, and a life well-lived
最近、カワラヒワが家の前の木に何十羽も集まって、ときどき地面に降りては何かを探しています。キリリコロロと鳴いています。昨日はアカゲラも窓の前の木に遊びに来てくれました。今日もキョッキョッキョッと鳴いていました。
毎日、どんな鳥の声がしたのかを日記に書いています。最近は、シジュウカラがツピー・ツピー、ヒガラがツピン・ツピンとかツツピン・ツツピン・ツツピンとさえずっています。
これらの写真はすべて、家の同じ窓から撮影しました。
2月の1週目は5日間ほど出張等で出かけていました。帰りの飛行機から、富士山がきれいに見えました。そのとき、私は通路側の席にいたのですが、窓側の席の方が親切に写真を撮ってくださいました。登山がお好きな方で、道具の選び方など、いろいろ教わりました。
静岡上空からも、千葉房総半島の上空からも、ずっと富士山が見えていました。千葉県に住んでいた頃のことを想い出しました。浦賀水道を見て、オトタチバナヒメのことを考えていました。
東京駅で新幹線に乗り換えて軽井沢経由で家に帰りました。家には雪がたくさん積もっていました。
浅間園は現在閉園中ですが、貸し切りで探検ができる日があり、職員の方に案内していただきました。植物のこと、動物のこと、冬芽の観察の仕方を教えていただきました。何度来ても発見のある浅間園。今回も、たくさん学んできました!
真っ白な世界で唯一、鮮やかなのが、写真のツルウメモドキです。
こちらはリョウブ。冬芽は三角帽子が特徴です。
こちらはノリウツギ。私の住んでいるところでは7月頃にたくさん花が咲いて、森に華やかさを添えてくれます。アジサイの仲間ですが、高原では花が落ちずにこのように残っていることが多いです。
こちらはナナカマド。赤い冬芽が特徴です。奥にはヤマウルシもあります。
こちらはハクサンシャクナゲ。葉を落とすのではなく丸くして光合成を止めています。先端の大きな芽は花芽で、細い芽は葉っぱの芽です。
こちらは鳥が好きなオオカメノキ。冬芽はウサギのような形をしています。
こちらはミズナラ。冬芽が3つに分かれているのが特徴です。
最後にホツツジ。雪がついてとてもきれいです。
冬の浅間園、まだまだ発見がありました。続く…
1月は、仕事柄毎年一番忙しい時期で、家にいるときは仕事に集中していました。といっても、森の探検はできるだけ続けています。2月に入り時間ができてきましたので、少しずつ振り返りをしたいと思います。
先週から、鳥の鳴き声が違ってきました。カワラヒワは「キリリリリ」と鳴いています。ヒガラは「つめてー、つめてー」、ヤマガラは「ツツピー、ツツピー」と春のようにさえずっているので、あれ、まだ1月なのに、と思いましたが、木の枝には芽がしっかりと育っていて、着実に春に向かっていることが分かりました。
私の心も、これからさらに寒くなるというのに、まるで春が来ているかのようにわくわくしています。
今日の写真:自分の住む森のことを知る上で、石について興味が湧いてきました。私の住む森の地面には軽石がたくさんあり、天明降下軽石だと考えられます。
他の石もあったので、取り出してみました(その後、戻しました)。白~褐色の軽石、スコリア、マグマ中の鉄分が酸化した火山れき、筋のある火山れきなど、いろいろあります。
雪が積もってきれいだったので、何度か車を降りて写真を撮りました。湯の丸スキー場では、数年前の初夏に来たときに犬を抱えてリフトに乗り、上まで上がって鮮やかなレンゲツツジの群生を見ました。楽しかった思い出が蘇ってきます。
楽しそうにスキーをしている方々を見て、私も少ししてみたくなりました。時間ができたら練習に行こうと思います。(スキーは高校以来ですが。)
湯の丸高原から鹿沢に向かう途中にあるメロディーラインは、時速40kmで走ると道路から「雪山讃歌」が聞こえてきます。今回は雪が積もっていたため音が鳴りませんでしたが、数年前に初めて通ったときは感動しました。嬬恋村では毎日正午に雪山讃歌が流れてきますが、その度に初心に帰り、今この美しい自然のもとで過ごせていることに感謝しています。
年末、鹿沢温泉から湯の丸高原へと向かいました。長野県東御市新張(みはり)から群馬県嬬恋村の鹿沢温泉に至る道に沿って、1町(約109m)毎に一番から百番までの百体観音が置かれています。江戸時代末期から明治時代初期にかけて建てられ、湯治に向かう人の道しるべにもなっていたそうです。今回は百番から八十一番まで遡ってみました。巡礼しているかのような、有難い気持ちになりました。
春になったらハイキングで一番から百番まで歩いてみたいです。
隙間時間に探検をしています。年末には鹿沢に行きました。雪景色がきれいでした。11月末にマルシェに来たときは紅葉で色鮮やかでしたが、1か月で真っ白になっていて、全く違う景色でした。ビジターセンターで資料を読んで、温泉に入って出てきたら、車の下につららができていました。
鹿沢温泉は古くからあり湯治場として知られていました。とても良い泉質なので、お友達が遊びに来てくれたら、万座温泉か鹿沢温泉(または両方)にお連れしたいなあと思っています。
鹿沢のお湯は、お風呂から出てもずっとぽかぽかした状態が続きます。寒く感じられないのでもっと雪を見てみたいと思い、この後、湯の丸高原に行きました。(続く)
雪が好きな私は、朝、雪が積もっていないかを窓から確認するのが楽しみです。たとえば今日は10cm積もっていました。木の枝についた雪が太陽の光でキラキラと光っている様子や、緑の葉っぱの上に綿のようにまとわりついている様子を見るのが好きです。(写真は家の窓から撮影。)
外に出て冷たい空気にあたったり、雪の慎重に踏みしめて歩いたりするのも好きです。身体は冷えているはずですが、その分、温泉に浸かって温まっています。温泉の温かさが身に沁みます。
こちらは、昨年末に嬬恋ガーデンサポーターズの方と、クリスマスリースと一緒に作った、嬬恋ガーデンの松を使ったお正月の飾りです。おかげ様で、良いお正月を過ごすことができました。
外はマイナス10℃を下回っていて寒いのですが、真夜中に冬の星座が見たくて外に出ました。写真を撮ったつもりで帰ってきたら、カメラにメモリカードを入れていなかったことに気づき、もう一度外に出て撮ってきました。
三脚を立てずに撮ったので手振れしていますが、上の写真には、左側に火星とふたご座のポルックスとカストル、右側にぎょしゃ座のカペラ、その下に木星とおうし座のアルデバランが見えます。
下の写真には、冬の大三角形(ベテルギウス、シリウス、プロキオン)と木星、アルデバランが映っています。一つの写真には納まりませんでしたが、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲルが冬のダイヤモンドを作っています。
昨夜、じぶんぎ座流星群を見ました。月が出ていなかったので、大きな流れ星を見ることができました。いつもは開けたところに見に行くのですが、今日は家の前の木々の隙間から見ました。夜空の星と木々が重なって、まるで木の上に星がたくさんくっついているかのように見えました。
ときどき行われる地域のイベントも、星のイベントも、同じように楽しみです。浅間山の雪の様子や森の様子は日々変化していますが、夜の星もまた違った様子で、毎日が新鮮に感じます。星を見た時の感動を伝えたいのですが、写真が上手に撮れず、うまく伝えられません。明るい写真になりますが、今日は初日の出の前に撮った写真を載せておきます(上の写真)。
昨年11月に小林幹也先生の『嬬恋村の星空の魅力』という講演会があり参加させていただきました。嬬恋村はぐるりと2000m級の山に囲まれているので都会からの光が届かず、星がとてもきれいに見えます。スマホを使った写真の撮り方も教えていただきました。(とはいえ、私のスマホでは難しそうです。今は自分で撮るより、上手な人が撮った写真を拝見するのが好きです。)
先生が撮影されたどの写真にも感動しました。星が見えやすい場所や、太陽や月や星座のことなどたくさん教えていただき、お話が楽しくてまるでプラネタリウムにいるかのようでした。
野鳥の会でお世話になっている方から「トコロジスト」という言葉を教わり、「トコロジスト」(日本野鳥の会)の本を買って読みました。トコロジストとは、「その場所の専門家」のことで、そこに生きる生物、地形、歴史などあらゆることに詳しい人のことです。
11月頃、この本を読みながら私が今、一番目指しているのはこれだ!と心がときめきました。しかし、今の私にはあまりにも分からないことが多く、学んでも学んでも次々と疑問が湧いてきます。トコロジストになるには、残りの人生をすべてかけても難しいかもしれない。それでも、毎日少しずつ新しいことを見つけて学んでいきたいと思っています。私の専門としたい地域は、私の住む森です。歩ける範囲だけでも、石、コケ類、キノコ、シダ、高山植物、針葉樹、広葉樹、野鳥、動物(キツネ、タヌキ、リス、テン、クマなど)がたくさんあり、一つ一つ確認していくのも大変な作業です。
本から学べることは限られていますが、幸い自然に詳しい方がいらっしゃって、似た環境での観察会や勉強会で教えていただいては、自分の森に帰って同じものを探すという作業を地道に繰り返しています。
写真は、お正月に万座川で撮影した写真です。どうしてこんな地形になったのか興味が湧いていきましたが、私の住む森ではないのでいったん保留します。ただ、何万年もさかのぼると、何かにつながってくるかもしれないので、やはり、トコロジストとしては知っておく必要がありますね!(まだなっていませんが…。)
元日は仕事の合間を縫って、初詣に行きました。樹齢1100年以上とも言われるさかさ杉のある熊野神社です。見上げると35メートル以上あり(高すぎて先端が見えないのですが)、力強く枝を伸ばし、いつ見ても感動します。元日も勇気と力をたくさんいただくことができました。
神社に登る雪道に、たくさんの動物の足跡がついていました。この木がこの村の人だけでなく、動物も植物も、皆を見守ってくださっているのだなあとしみじみ思いました。
お参りのとき、村の人たちと同じように、私も美しい自然を大事にできるよう自然のことを学び、行動ができますようにと、お祈りしました。それが私の今年からの人生のテーマです。