モリアオガエルなどの水生生物

万座しぜん情報館のツアーで、モリアオガエルを探しに行きました。最初に情報館でI先生にモリアオガエルについて教わりました。お話を聴いてから、池に移動しました。そこに着くと、笹薮からケロロロロ、ケロロロロという声が聞こえてきました。胴長靴を着て、浮き輪をつけて池に入り、虫取り網を持ってカエルの卵とカエルを探しました。(ついでに、池にあってはならないゴミも探しました。)

池の近くで卵を見つけました。その近くで、動物に襲われたと思われる死んだメスのカエルもいました。可哀そうでしたが、泡になる前の卵の状態を見ることができました。

モリアオガエルの卵

参加者の方々の素晴らしいチームワークで、1匹のモリアオガエルが捕まりました。

モリアオガエル(メス)(意外と茶色いです。環境に合わせて色が変わるそうです。)
モリアオガエル(メス)
道路で捕まえたカエルが産んだ卵塊2つ。弾力があります。
粒つぶが卵

その他、いろいろな生き物を観察しました。

オオルリボシヤンマのヤゴ
他のトンボのヤゴ
トビケラの成虫(幼虫はミノムシのように筒巣の中にいる)
トビケラの抜け殻
メススジゲンゴロウ
マツモムシ(陸上)
マツモムシ(水中)背泳ぎをします。

その他、顕微鏡で小さな生き物もたくさん確認しました。

観察した後、カエルやその他の生き物を池に放流しました。特にメスは産卵後すぐに森の中に帰って行きます。道路の方を通ると車に轢かれるかもしれないので、安全なところに放流されました。

I先生が高校の生物の先生をされていたことは知っていましたが、この日、当時の生徒さんが遠方からお見えでした。どんな授業だったのですかとお尋ねすると、黒板に描かれた先生の鳥の絵が上手だったのが印象に残っていると教えてくださいました。

今回のツアーでも、環境省の方々に大変お世話になり、安全に探検をすることができました。貴重な経験をさせていただき、心から感謝しています。

ツアーが終わった後、万座温泉に浸かり、その後、咲いていたスミレがどうしても気になってもう一度牛池に戻りました。すると、先程までなかったところに新しく卵が産みつけられていました。

卵塊
ツボスミレ
ミツバオウレン
コミヤマカタバミ

万座からの帰りに弦ケ池を通ると、雨の音とともにモリアオガエルとミソサザイの声が響き渡っていました。ここはちょうど音が反響するポイントになっているようです。とても癒されました。