新しい車

先日、10年乗っていた車から4輪駆動の車に買い替えました。ずっと大事に乗りたかったのですが、2輪駆動だと雪の峠道に対応できないため手放しました。乗ってみると、2駆に比べてくねくねした峠道がとても運転しやすいです。雪のないときでも、違いが歴然としていました。

一昨日、万座ハイウェーを通りました。写真は愛妻の鐘からの風景です。奥には牛も見えます。少し葉っぱが色づいてきました。帰りには道路から雲海も見えました。

こちらは車が少なく、信号もほとんどないのですいすいと走りたくなるのですが、動物が多いのでいつでも止まれるように慎重に運転しています。先日は子どものイノシシ4頭に会いましたが、車を見てすぐに森の中に戻ってくれたのでよかったです。万座しぜん情報館で交通事故にあったキツネなどの動物の展示を見て、肝に銘じています。

愛妻の鐘
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湯めぐり手形

万座温泉には湯めぐり手形があり、800円で購入すれば500円でどの温泉でも入れます。混浴の露天風呂もあり、バスタオルを巻いたり湯浴み着を着たりして入ります。

お友達と裸のお付き合いはちょっと…と思う私でも、湯浴み着があれば大丈夫です。絶景が見える露天風呂と、いろいろな泉質が楽しめる露天風呂があり、どちらもお気に入りです。

夜には満天の星も、冬には雪景色も見えますね。

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お散歩の記録

浅間園でコケに興味を持つようになってから、下を向いて歩くようになりました。

さて今日は初めて、お友達と待ち合わせをして森の中をお散歩しました。待ち合わせ場所でもやはり下を向いて、目の前の浅間石を見ていると、モンローリップと言われるイオウゴケがたくさん生えているではありませんか!さらによく見ると、次々と名前の分からないコケや地衣類が見つかりました。その延長上にトキワハゼがひっそりと咲いていました。

トキワハゼ

お友達と合流して一緒に森をお散歩しました。おしゃべりが弾み、樹木や草花の面白い話をたくさん教えていただきました。高峰高原でたくさん見た透明の赤い実がマイヅルソウの実だったことが分かり、謎が解けてすっきりしました。マツヨイグサの名前も初めて知りました。

お散歩を通してもっと植物のことを知りたいです。冬が来る前にたくさん葉っぱを見ておこうと思います。次のお散歩も楽しみです!

マイヅルソウの実
マツヨイグサ

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秋のイベント

今月は村の中でイベントがたくさんあります。今日はクラフトフェアがあり、とても賑わっていました。きれいな工芸作品をたくさん拝見することができました。

マルシェ、勉強会、探検など、盛りだくさんの10月になりそうで、楽しみです。

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キッチン

8月に注文していた食器棚が届き、やっと一通りの食器を収納することができました。兵庫と千葉の2拠点で暮らしていたときは、兵庫の家にほとんどすべての食器を残し、千葉の家には一部だけ持ってきてミニマリストの暮らしをしていました。

こちらに引っ越すとき、両方の家の持ち物を持ってきましたが、食器の収納スペースが限られていたので、兵庫からの段ボール箱は開けず、今までの数か月間、千葉で使っていた最小限の食器だけで暮らしてきました。

食器棚が届いてから段ボール箱を開けてみると、兵庫の家でケーキを作ったり、お客様を招いてお食事をしたりした楽しい思い出がよみがえってきました。持っていることを忘れていた食器もありました。幸いすべて食器棚に収まったので、いつでもティーパーティーができそうです。

問題は調理器具です。2拠点生活をしていたので、しゃもじも、フライ返しも、すべて2つずつあるのです。調理器具などを寄付できる団体があるので、きれいなものはそちらに送らせていただこうと思います。

これから使いやすい収納レイアウトを考えるのが楽しみです。

(写真はキッチンから見える景色です。)

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登山―下り

トーミの頭からの景色は想像を超える絶景でした。浅間山が目の前に迫り、さえぎるものがありません。左手には黒斑山が噴火したときの山体崩壊の跡がはっきりと確認できます。トーミの頭自体も、かろうじて崩壊を免れた崖の一部です。

親切な方が写真を撮りましょうかと言ってくださり、浅間山を背景に記念写真を撮っていただきました。(その間、山頂標識にしがみついておりました。)良い思い出になりました。

帰りは表コースを通って帰りました。まず槍ケ鞘を通過。そして、何度か上り道がありました。中コースよりも長い距離でしたが、行き帰りでどちらも経験できてよかったです。

途中で高山植物や虫に出会い、癒されました。特に赤い実が鮮やかでした。登山は体力的には辛かったはずですが、こうしてブログを書きながら振り返ってみると、「楽しかったなあ。」という記憶しか残っていません。不思議なものです。

トーミの頭から見た黒斑山の山体崩壊の跡
ウラナミシジミとハナアブ
ヤマハハコ
ゴゼンタチバナ
マイヅルソウの実でしょうか。透き通っていてきれいでした。

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登山―上り

昨日はお天気が良かったので、高峰高原に登山に出かけました。トーミの頭まで中ルートで登り、表ルートで降りてきました。

高峰高原に着くと、アサギマダラ(蝶)が飛んでいました。山に入り、蝶や珍しい高山植物を見ながら進んでいきました。途中から岩だらけのところを上っているうちに、息切れしてきました。あれ?登山ってこんなに辛いものだったかしら?

思えば、最後の登山は20年前の富士登山でした。高山病にかかり命がけだったはずなのに、苦しかった記憶は消えてしまい、仲間と一緒に登れて楽しかったということしか覚えていないのです。喉元すぎれば熱さ忘れるとはこのことですね。今回も、久しぶりの登山がとても楽しみでした。

さて、ふうふう言って歩いていると、上からたくさんの方が下りて来られました。登山道の整備をされていました。急斜面上で石をかごに入れて運びながら、駆け上がったり駆け下りたりされています。ある方は「歩幅を狭くして歩くといいですよ。」と教えてくださり、別の方は「がんばってくださいね。」と励ましてくださいました。有難いです。

下りるにも勇気がいるほどの急斜面だったので、もう登るしかないと腹をくくり、目的地を目指して歩きました。突然木が低くなってきて、光が差してきました。浅間山が目の前に現れ、わー!着いた!と喜んだのも束の間、そこは頂上ではありませんでした。左にも右にも上り道がありました。

上の方から歩いて来られた方に「トーミの頭はどこですか。」と尋ねたところ、「あそこですよ。」と高い崖の上を指差して答えてくださいました。また、表ルートからは八ヶ岳が見えることなど、教えてくださいました。

お別れしてから、左の道を上っていきました。ふと後ろを振り返ると、向かいの「槍が鞘」から手を振ってくださっていました。私も大きく手を振りました。心配して見守ってくださっていたのですね。

それからさらに崖をよじ登るように進み、ついに「トーミの頭」に着きました。断崖絶壁で足がすくみ、景色を楽しむ余裕はなく、ただ岩にしがみつくしかありませんでした。(それもそのはず、千葉の鋸山の7倍の高さがあるのですから。)岩にはイワインチンが咲き、キベリタテハという高山蝶が止まっていました。最高のご褒美の始まりでした。

(続く)

スタートしたばかりのところ。このころは草木を見る余裕がありました。
道がだんだん岩だらけになってきます。
トーミの頭の近くから。八ヶ岳も見えます。
イワインチン
キベリタテハ
トーミの頭
トーミの頭から見た浅間山

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せせらぎのランチタイム

先日、鹿沢に向かう途中、せせらぎの里にある素敵なベーカリーカフェでランチをいただきました。暖かかったので、外のテーブルでいただきました。私はよほど寒い時でなければ、外で食べるのが大好きなのです。傍を流れるせせらぎの音を聴きながら、地面に積もる色とりどりの落ち葉に秋を感じながら、心のこもった温かく美味しいお料理がいただけて幸せでした。

経営されている優しいご夫婦が、きれいな雪景色の写真を見せてくださり、冬の過ごし方のコツを教えてくださいました。写真に写るあんなにきれいな雪景色が見られるなら、私も厳しい冬を乗り越えられる気がしてきました。冬もご夫婦にお会いできると思うと心強いです。

帰り道、虫たちも幸せそうでした。またお邪魔したいです。

ノコンギクにハナムグリとミドリヒョウモンが止まっています。

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真夜中の探検

今日は朝から霧がかかっていて、幻想的な景色が広がっていました。キジバトが鳴いていました。

夜には久しぶりの快晴となったので、大空が見える開けたところまで行って星空観賞をしました。(家は森の中にあるので、木々の隙間からしか空が見えないのです。)プラネタリウムの丸天井のように、地面の近くまで星が見えました。天の川がもくもくと湧き上がる煙のように見え、スバルもくっきりと見えました。流れ星がいくつも見えました。

途中で鹿の家族に会い、その中に小鹿もいました。家に戻ると、フクロウがホーホー、ホーホ・ホッホーと鳴いていました。遠くから、牡鹿の鳴き声(悲鳴のような声)も聞こえてきました。足元ではコオロギもよく鳴いていました。

真夜中に探検するのは緊張しましたが、意外に賑やかな世界でした。

(写真は家の窓から撮影しました。)

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浅間園―鬼のヒミツ道

「鬼のヒミツ道」を通ると、途中からコケと小低木の絨毯が広がっていました。ラベルや説明書きのおかげでそれぞれの特徴に気づくことができました。コケの間にきのこが生えていたり、クモの巣に露が引っかかっていたり、地面すれすれのところにこんなに美しい世界があったのかと驚かされました。天然記念物のヒカリゴケも確認できました。

植物の前で立ち止まって見とれているとどんどん時間が過ぎてしまい、最後は駆け足で山を下りて閉園ぎりぎり前にビジターセンターに戻りました。まだまだ確認したい植物があり、何度でも訪れたいです。次回はビジターセンターで、コケについてもっと詳しく学んでから探検したいと思います。

スギゴケの群生
ミネズオウ(ツツジ科)
ガンコウラン(ツツジ科)とシラタマノキ(ツツジ科)
蜘蛛の巣についた露
ウマスギゴケとキノコ
ウマスギゴケ(コケ)とハナゴケ(地衣類)
コケモモ(ツツジ科)、シラタマノキ(ツツジ科)、ガンコウラン(ツツジ科)
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浅間園―秋の花

浅間山北麓ビジターセンターに行ってきました。展示を見て浅間山と植生遷移について学び、いただいた「お花の見どころMAP」を持って散策へと出発しました。まず見つけた秋の花は、ナギナタコウジュ。そして、MAPのおかげでアキノキリンソウ、シラタマノキ、ノコンギク…と順調に見つけることができました。

ナギナタコウジュ(シソ科)
アキノキリンソウ(キク科)
シラタマノキ(ツツジ科)
ノコンギク(キク科)と花に潜るハナムグリ

足元ばかり気になりますが、目の前には鬼押出し溶岩が迫り、木々の向こうには浅間山、そして反対側には森が奥の方まで広がっています。眼下には鬼押出し園が見え、ときどき「ゴーン」と鐘の音が聞こえてきます。

浅間山
鬼押出し溶岩がごろごろあります
シモフリゴケに覆われた溶岩
ハイイロキゴケ(地衣)に覆われた溶岩
手前にあるのが鬼押出し園。奥にはキャベツ畑も見えます。
見晴台からの景色

そしてまた目を足元に落としてみると、コケや小低木がたくさんあります。よく見ると、そこには別世界が広がっていました。続きはまた明日。

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鹿沢園地

鹿沢園地にはカエデの小径と清流の小径があり、今回は後者を選んで歩きました。まずは、つり橋を渡ってビジターセンターに行き、動物のことを学びました。それから野草園を通って、せせらぎを目指して歩きました。途中、トリカブトの花がたくさん咲いていました。可憐で美しいですが猛毒なので要注意です。

さらに歩いて行くと、小さなせせらぎが集まって、だんだん大きな川になっていく様子を追うことができました。自然が豊かなので、ニホンカモシカはいないかなと探してみましたが、”ふん”だけ見つかりました。爽やかな散歩コースでした。

背の高いトリカブト
横向きに伸びるトリカブト
すずらん橋より撮影
カモシカのふん
遊歩道

散歩の後、温泉に入りました。昔、矢を射られて傷ついた鹿が温泉で傷を治したことから、鹿沢温泉と言われているそうです。私も鹿の気持ちになって入ってみました。ずっと浸かっていたくなるほどの良いお湯でした。

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