大蓬莱から紅葉台を通って若葉台に向かって歩きました。ときどき空を見上げると、ひらひらと葉っぱが舞い降りていました。すでに落葉している木も多いですが、ときどき鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。眼下には木々の隙間から、900m続く、最も川幅の狭い「八丁暗がり」が見え隠れしていました。
途中でときどき見かける黄色い葉っぱが何の葉っぱなのか、お友達とだんだん気になってきました。
鹿飛橋から見る景色は静かで神秘的でした。
(続く)
Exploring places, nature, and a life well-lived
大蓬莱から紅葉台を通って若葉台に向かって歩きました。ときどき空を見上げると、ひらひらと葉っぱが舞い降りていました。すでに落葉している木も多いですが、ときどき鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。眼下には木々の隙間から、900m続く、最も川幅の狭い「八丁暗がり」が見え隠れしていました。
途中でときどき見かける黄色い葉っぱが何の葉っぱなのか、お友達とだんだん気になってきました。
鹿飛橋から見る景色は静かで神秘的でした。
(続く)
吾妻峡に何度も通って詳しくなられたお友達にガイドをしていただきました。
今回は雁ヶ沢からスタートです。ふれあい大橋から、早速美しい渓谷が見えました。息を吞むような美しさで、ここにいるだけでも十分満足してしまいそうだったのですが、この峡谷はなんと八ッ場ダムまで2.5km続いています。上毛かるたでも「耶馬渓しのぐ吾妻峡」と詠まれる名勝です。
ふれあい大橋から角度を変えてみると、まったく違った様相を見せてくれます。
橋を渡って、アガッタンに乗り、終点の八ッ場ダムに着きました。あれ?デジャブ?そうです。実は私たち、3週間前にも来ていました。今回はダムが放流中で、水が勢いよく流れていました。
ここから、散策開始です。(続く…)
ちょうど1週間前、お友達とアガッタンに乗りました。アガッタンは八ッ場ダムの建設とともに切り替え廃止となったJR吾妻線のレールを利用した、自転車型トロッコです。その日は快晴で暖かく、まだ残っていた紅葉を楽しむことができました。
少し早めに着いたので、公園でおしゃべりをしました。(お友達は旅上手。温泉やお宿の情報をいろいろ教えていただきました。)
アガッタンは雁ヶ沢駅から出発しました。2人で漕ぎながら、吾妻峡の景色を楽しみました。(実は、2人で漕ぐとスピードが出過ぎることが分かったので前半は楽をさせていただいて、後半からは申し訳ないと思い、本気を出して漕ぎました。)レールの継ぎ目の度にガッタンという音がして、鉄道らしさも実感できました。
八ッ場ダムまで2.4km。橋や、踏切や、トンネルを通り、変化に富む楽しいコースでした。とても楽しかったので、また乗りたいです!
(この後、吾妻峡散策へと続きます)
野鳥の会で、湖に観察に行きました。冬の水鳥がたくさん来ていました。双眼鏡では見えにくかったのですが、望遠鏡を覗かせていただくと、アオサギの群れや、キンクロハジロ(頭の冠が特徴的)、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ(ヒドリガモと違って頭にバナナマークがない)、オカヨシガモ(お尻が黒い)、ミコアイサ(パンダのような目)、オオバンなどが見えました。カイツブリはすぐ潜ってしまうので追うのが難しいですが、見つけるのが上手な方に望遠鏡で見せていただき、カンムリカイツブリ(冠があり、首が長い)、ハジロカイツブリ(頭と背中が黒い)も確認できました。
陸では、コゲラが洗濯板を棒でこすったような音でギーギーと鳴き、ベニマシコがピッコロのような音色でフィッ・フーと歌い、ゴジュウカラがフィフィフィフィフィと鳴いていました。ある方と北海道のオロロン鳥の話をしながら歩いていると突然、目の前を指さして「あ、ベニマシコがムラサキシキブを食べてる!」とおっしゃって、幸運にも初めてベニマシコ(メス)を見ることができました。皆様の観察眼には本当に感服するばかりです。
今回も、鳥の見分け方だけでなく、植物の勉強の仕方など、たくさんのことを教えていただき、ますます勉強が楽しみになりました。
家に帰ってからは、地鳴きを音声で聴いて復習するのですが、家の近くにいる鳥に聞こえて混乱させるといけないなと、ちょっと気を遣いながら聴いています。
今日は、日本野鳥の会 安西英明先生の講演会に参加させていただきました。「浅間高原での冬鳥との出会い」についてのお話のほか、植物、虫などの生命のことから、環境のことまで、たくさんのことを教えていただきました。
お話の中で印象に残ったのは、若い鳥が越冬できる確率がとても低いということでした。主に猛禽類に食べられてしまうからです。猛禽類も狩りができなければ死んでしまいます。
人間は、寿命があるうちはずっと生きられることを前提にして、将来のことを夢見たり案じたりして暮らしていますが、鳥や他の動物にとっては毎日が命がけです。今日のお話は、自然の尊さと自分の生き方を改めて見つめ直す機会になりました。
これから来る寒い冬も、鳥が頑張っていると思うと暖かくさえ感じるかもしれません。
さて、私が所属している野鳥の会で行われた先月の観察会について、忘れないうちに記録を残しておきたいと思います。肝心の鳥の写真はないのですが…。もう1か月近く前なので、木も青々としていますね。(今は、氷が張っていると思います。)
その日は特に暖かい日だったので季節を間違えたのか、ホオジロがさえずっていました。背の高い木の上にはエナガがいました。カケスが「ジェイ、ジェイ(というよりもギエイ、ギエイ?)」とよく鳴いていました。ホオジロと似た、頭の高いカシラダカなどもいました。
歩いているとき、美味しいキノコや木の実のことや、「聞きなし」(ホオジロは「源平つつじ、白つづじ」、ツバメは「土食って、虫食って、口渋い」、イカルは「お菊二十四」、サンショウクイは「ヒリヒリ」など)を教えていただきました。
毎回、観察会を楽しみにしています。鳥のこと、植物のこと、自然のことなど、何を聞いても親切に教えてくださいます。都会にいた頃には本を読んでも、どう探しても学べなかったことを、生きた言葉で教えていただけて、感動でいっぱいになります。貴重なお話を伺ったり、自分自身も観察の練習を積んだりしながら、心の赴くままに学んでいきたいと思います。
植物のことも教わりました。
地蔵源泉を通って、湯畑に着きました。岡本太郎氏がデザインしたひょうたん型の湯畑は、草津温泉のシンボルです。
笑ってばかりの楽しいガイドツアーが終わり、草津に歩みし100人の名前を読みながら湯畑を一周しました。
ガイドの方が教えてくださった、日進館のGute Reiseというカフェに行ってみました。とても居心地がよく、美味しかったです。
カフェを出てから光泉寺付近を散歩しました。紅葉が色鮮やかでした。鳥がたくさん鳴いていて、カケスが大きな獲物をくわえて飛んでいるのも見かけました。もう一度同じルートを通って、中和工場をもう一度見に行ってから(今度は内部を見学)、ホテルに戻りました。
ホテルのガイド付きツアーで、ホテルから湯畑まで探検しました。途中で中和工場を見学しました。
草津温泉から出る水は健康には良いですが、鉄を溶かすほどの強い酸性のため、この工場で中和されて川に流されています。そうして、下流では生物が生息できるようになり、農業や生活で使いやすい水となるそうです。
工場には石灰の貯蔵サイロがあり、川から汲み上げた水と混ぜて石灰水を作り、川に投入しています。
ガイドの方に、裏道を教えていただき、火山のことも教えていただいてとても勉強になりました。
(続く)
近くに住んでいるのに、先週初めて草津温泉に行きました。大勢の人々で賑わっていて、まるで別世界でした。湯畑から西の河原公園に向かう道も楽しく、旅行気分を味わうことができました。
ところどころに手洗い所があり、温泉で手を洗うことができます。
温泉が湯煙を上げながら滔々と流れていました。川だけでなく、あちらこちらで温泉が湧き出していました。足湯として利用ができそうなところがたくさんあり、どこにしようか迷いましたが、結局、一番奥にある大きな足湯に入ってみました。
足湯ですぐに温まることができました。
西の河原は、三途の川の手前にあるとされる場所の「賽の河原」に見立てられた霊場だったようです。なるほど、いたるところで石積みが見られました。帰る頃にはライトアップされて、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
ホテルのバスに間に合うように急ぎ足で湯畑に戻りました。公園の奥に広大な露天風呂があり、今度はぜひ行ってみたいと思います。
ホテルのガイドツアーで大谷地に連れて行っていただきました。モネの絵画を彷彿とさせる池です。水面には青空と紅葉が、いっそう鮮やかな色で映りこんでいました。
7月から9月が睡蓮の見頃だそうです。また、6月の満月になるとここで生まれ育ったカエルが一斉に山に帰っていくそうです。春や夏の池の様子も見てみたいです。
学びの多い、楽しい午後の散策でした。
先日の午後、ホテル主催ののガイドツアーで草津の森を探検しました。大谷地という池を中心に回りながら、植物のことをたくさん教えていただきました。
ゴルフ場(元はスキー場)を通って森の中に入りました。ここからは星がきれいに見えるそうです。いつか寝転がって見てみたいです。(今は寒すぎますが。)
さて、ここからは私の勉強のための覚書です。
ヤマナラシの落ち葉です。風が吹くと葉っぱ同士が擦れて音がするのは、葉柄が長くて扁平のため、横揺れしやすいからなのだそうです。
ヒノキ、サワラ、クロベ、アスナロを葉の裏の気孔帯の形で見分ける方法を教えていただきました。(ヒノキ:Y、サワラ:Hまたは蝶、クロベ:白くない、アスナロ:W)
また、モミの木が黄金比(1.1618)に従って枝が生えていることも教えていただきました。
笹はクマイザサです(葉が9枚あるからクマイザサ)。裏はふわふわの毛で水をはじきます。真ん中にある木はニシキウツギです。折れた枝の上から、中が空洞なのが見えました。ピンクと白の2色の豪華な花を咲かせるのでニシキと言うそうです。また、樹液は和紙のを漉くときの糊の原料になるそうです。
ホオノキは葉っぱも大きいですが、実も大きいです。
ツタウルシ。一番早く紅葉します。
その他、ウリハダカエデ(カエルの手のような葉っぱが特徴)も確認しました。幹が冷たかったのが印象的でした。
最後にホテルの敷地に植えられていたイチイの木です。寒さに強い木です。カモシカの好物だそうです。
続く
両親が泊まるはずだった草津温泉に、急遽泊まることになりました。1日目は湯畑を散策し、2日目は1日中仕事だったため家に帰る以外に外出せず、最終日には時間ができたので、ホテルのガイドツアーに参加しました。
朝7時から森林浴に出かけました。ホテルを出ると山々に霧がかかっていました。雨上がりで空気が澄んでいました。ひんやりした空気が心地よかったです。
ロイヤルコースという道を歩きました。ウッドチップが敷き詰められて、足に優しい道でした。紅葉がきれいでした。
森のことや植物に詳しいガイドの方にたくさんのことを教わりました。
モミの木の葉っぱの匂いを嗅ぐと良い匂いがしました。木の根元にモミの木がたくさん生えていますが、これらは数が多すぎて、結局すべて自滅してしまうそうです。
こちらはシラカバ。ダケカンバと似ていますが、シラカバには幹に「への字」があるので見分けられるそうです。
こちらはコシアブラ。白く紅葉する唯一の木だそうです。
落ち葉には、ホオノキ、ミズナラ、コナラ、ウリハダカエデ、ヤマナラシなどたくさんの種類が含まれています。
いつも落葉すると寂しいと思っていましたが、この落ち葉がやがて微生物によって分解されて森の栄養となり、その栄養分がいつか川や海に流れ込んで海までも豊かにすると教えていただき、落葉を終わりではなく、自然の営みの原点と思えるようになりました。
紅葉もとてもきれいでしたが、草木が芽吹くころも美しいそうで、その頃にもう一度歩いてみたいと思います。
落葉が進み、鳥がよく見えるようになりました。目の前の木にはアカゲラが止まっています。この前鳴いていたのと同じアカゲラでしょうか。
カラ類(ヤマガラ、コガラ、シジュウカラ)がよく遊びに来ますが、今日は初めてゴジュウカラも見かけました。ご多分に漏れず、逆さに降りてきました。