スミレ教室 13日目

今日のスミレ教室です。さて次の3つのスミレは何でしょう?群馬ではあまり見かけないスミレなのでいい写真でなく分かりづらいです。

1番①
1番②
2番(分かりづらい写真ですが…)
3番

3番以外は難しいと思います。いつもと同じように、分からなくても何スミレに似ていると思いますか?

どれも葉が三角形ですね。群馬ではあまり見かけないスミレとのことですが、見分け方の表のどこかに名前が載っているのですか?

表は長野原町周辺で見られるスミレをまとめたものです。もう長野原町周辺のスミレの解説はほぼ終わり、今は群馬県で見られるスミレを扱っています。だから表には載っていないのがあります。

とても難しいです。葉は、どれもヒナ、ヒカゲ、フモトのような形。でも、どれがどれに近いかとなると、ちんぷんかんぷん。花の色は1番が白から薄桃か薄紫、2番は濃いピンク、3番は白っぽい。私の持っている図鑑にマキノスミレが載っています。2番は、花の色の濃さと、葉が立ち上がっていることからマキノスミレ。他は降参します。

お待たせしました。1番 シハイスミレ 2番 フジスミレ 3番 ヒナスミレ。

それでは答え合わせをしましょう。正解は、1番 シハイスミレ2番 マキノスミレ3番 ヒナスミレです。これらのスミレは共通点があり一緒に覚えたいスミレです。葉が卵形から長い卵形(これまで卵形という言葉を使わなかったけれど、細長いハート形と同じ)で、花がピンクのスミレです。

この3つに加え、あっちゃんの答えたフジスミレが近い仲間です。ただフジスミレは極めて限られた所に咲くスミレで私はまだ見たことがないです。

そうなのですね。

さて、シハイスミレとマキノスミレは特にセットで扱われマキノはシハイの変種です。シハイスミレは西日本に多くマキノスミレは東日本に多いそうです。私も去年友人に案内してもらいシハイとマキノを初めて見ました。

因みにシハイスミレは紫背スミレで、葉の裏が紫であることから命名されました。

両者の違いは葉が細長く立ち上がるのがマキノやや幅広く横に広がるのがシハイです。いずれも群馬には少ないスミレですが、西日本ではシハイスミレは代表的なスミレみたいなのであっちゃんは帰郷したら注意してほしいです。

はい!

ヒナスミレはもう紹介したスミレですが近いスミレなので再度掲載しました。あっちゃん、よく分かりましたね。ヒナスミレの葉っぱはより広くて先が急に細くなります。いずれにしても葉の形や出方が見分け方のポイントです。

私が撮った写真にいいのがないので、図鑑の写真からシハイスミレとマキノスミレの違いを再度確認して下さい。葉っぱの形と出方が違いますね。花の色も濃いピンクですね。(参照:いがりまさし 1996 『山溪ハンディ図鑑6 日本のスミレ』 山と溪谷社 pp.171, 177)

先生、詳しい解説をありがとうございます。よく分かりました。葉の立ち上がり方で見るという観点、「スミレ」の見分け方以来、抜け落ちていました。先生、マキノスミレは群馬のどこでご覧になりましたか?

利根郡です。

そんなに遠いのですね。

えっちゃん、マキノスミレ正解でしたね。

マキノスミレ、正解できてうれしいです。東日本に多いなら、どこかで実物に会えるかも。でも、それと分かるかどうか…。

群馬ではあまり見かけないものを含めて、葉が卵形から長い卵形(細長いハート形)のスミレ

<シハイスミレ>
1. 葉の裏が紫。
2. 西日本に多い。
3. マキノスミレに比べて葉がやや幅広く、横に広がる。

<マキノスミレ>
1. シハイスミレの変種。
2. シハイスミレに比べて葉が細長い。
3. 葉が立ち上がる。

<ヒナスミレ>
1. 葉は広く、先が急に細くなる。

メモ
・葉の形と葉の出方が重要。