ある寒い日の準備(嬬恋くろこと畑)

12月13日は、前日に雪が積もりきれいな銀世界でした。そんな中、春に向けた準備をしました。

まず、嬬恋くろこ保存会で、ジャガイモを洗う作業をしました。凍った水道をお湯で溶かして水を出し、バケツに水を入れてジャガイモを洗いました。名前は知らないのですが、水をかき混ぜるための道具を使わせてもらうと、楽に洗うことができました。寒い日だったので、アスファルト部分に水を流すと、一瞬で氷り、ツルツルになってしまいました。

洗ったジャガイモは、袋に詰めて屋外で繊維を凍結させて、発酵させます。来年の春にそれをすりおろして粉を取り出します。

地元でとれたジャガイモ
水がきれいになるまで何度か水を変えて、洗います。

イモ洗いを終えた後は、エプロンとゴム手袋を外し、畑の共同作業に向かいました。今年最後の畑の仕事で、キャンプ場の落ち葉をたくさんかき集めて、トラックに乗せて畑に運ぶ作業でした(2トントラックと軽トラ2台で何度も往復)。落ち葉は畑に撒いて栄養にします。ミズナラなど広葉樹が中心ですが、カラマツの落ち葉もジャガイモのつやを出すのに良いと聞いたのでそれもたくさん集めました。気温はマイナス4度ぐらいだったと思いますが、寒さを忘れて4時ごろまで作業をしました。落ち葉にまみれながら、他の方々の畑のお話も聞けて、とても幸せでした。終了したとたんに、急に寒く感じ始めました。作業後、お世話になっている方の畑にお邪魔させていただき、ジャガイモと白菜と大根を有難くいただきました。

畑と落ち葉

ジャガイモや土や落ち葉に触れたり精一杯格闘したりしているときほど、生き物として生きている実感がもてるときはありません。くろこの会でも畑でも、お世話になっている方々のご指導のもとで貴重な経験をさせていただいていることに感謝しています。