6月20日、野鳥の会で中澤和則先生の「ふるさとの貴重な自然」という講演会を聴かせていただきました。
メモ:
・住宅の作り方が変わったためにツバメの巣が作りにくなり、ツバメの巣が減っている。
・水田に集まる野鳥:ハシボソガラス、ハクセキレイ、ムクドリ、アオサギ、スズメ、ノスリ、モズ(これらはカエルを食べる)
・水田に集まるカエル:ヒガシニホンアマガエル(以前、ニホンアマガエルと呼ばれていたもの)、シュレーゲルアオガエル(泡の卵を土の中に産む)、トウキョウダルマガエル(黒の斑点を持つ)、ヤマアカガエル(雪解けと同時に産卵するが、今年は暑くて干からびてしまった。)
・コオニタビラコ(別名ホトケノザ。黄色い花。):機械による稲刈りのワラに覆われて、育ちにくくなっている。
・クロカワゴケ(群馬県 絶滅危惧種I類):コケ植物で、生活排水により水が汚染され、藻が繁殖すると消滅する。
・ヤンバアカハマキゴケとチチブアカハマキゴケ:いずれも生息地は八ッ場あがつま湖の下に沈んだが、先生が別のところで再発見された。
・チャツボミゴケ:強酸性水域に生育する。黄緑色。同定は難しい。花披とその形成時期を確認して初めて同定できる。
・マルダイゴケ、ユリミゴケ:動物糞に生えるコケ。胞子をハエが運ぶ。
知らなかった植物のことを学べて勉強になりました。それと同時に、環境の変化によってこれらの植物が減っていることを知り、特に排水に関して自分の生活を見直したいと思いました。また、湧き水が出るところに水たまりがあるだけでも復活する植物もあるとのことで、環境づくりの方法を具体的に学びたいと思いました。
(写真は、当日撮影した浅間山)