植物観察会―野反湖その1(振り返り)

この地域に移住してからもうすぐ1年になります。自然に囲まれた暮らしがあまりにも幸せで、朝目覚めると、必ず夢ではないよねと確認します。そんななか、6月10日、嶋村明先生のスミレの観察会で野反湖を案内していただきました。あまりにも美しい景色に、ここは天国ではないかしらと思いました。

道中で、六合(くに)の話、小栗上野介と道子夫人のお話などを聞かせていただきました。険しい峠道でしたが、道子夫人がどんな思いでこの道を通ったのだろうと思いを馳せました。(私は運転の上手な方の車に乗せていただいて、とても助かりました。)

道子夫人が飲んだと言われる清水の跡

さて、野反湖に着くと、そこは別世界でした。日本ではあまり見たことのない風景で、アルプスの湖水地方に似ていました。ちょうど霧がかかっていて幻想的でした。コマドリがヒンカラカラカラと鳴いていました。

ここは日本海側の気候なので、浅間高原とは違う植物が見られます。そこで出会った植物の写真を載せます。

エチゴキジムシロ(葉が5枚)
コテングクワガタ(外来種)
オオタチツボスミレ(距が白い。葉が巻き気味。地上茎が目立つ。)
ツボスミレ
ツボスミレの群生
ミヤマツボスミレ(紫色)
左から ハウチワカエデ、ミネカエデ、オガラバナ
ハウチワカエデ
ミネカエデ
オガラバナ
ミヤマスミレの花が咲き終わったあと
オオイタドリ (食べられます。)
ヤハズハンノキ(葉っぱの先端がくぼんでいる)
オオウバユリ(日本海側にある)
サンカヨウ (雨に濡れると花弁が透き通る。日本海側の植物。)
コウモリソウの仲間
サンリンソウ
エンレイソウ
スダヤクシュ(日本海側の植物)
オオタネツケバナ
コミヤマカタバミ

6月半ばでも、桜が咲いていました。また、直前まで積雪があったと思われるところには、フキノトウが出ていました。

ミネザクラ

続く