4月20日、まだ落葉したままの沢沿いの林に観察に行きました。ここは、人にとっては熊も出てくるのでたやすく行けるところではないのですが、鳥にとって天国のようなところで、いろいろな声が聞こえてきました。
アオゲラが「ヒユッ、ヒユッ」、サンショウクイが「ヒリヒリン」、オオルリが「ピーリ、ポピーリ、ポピーリ」、センダイムシクイが「ちよちよビー」と鳴き、沢の方からはヤブサメが虫のような声を出していました。ミソサザイの声が高らかに響いていました。その他、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、ハシボソガラスの声を確認しました。また、ちょうど皆が見ているときに、コガラが求愛のダンスをして、つがいになりました。
別のところでは、コゲラが一生懸命に木に穴を空けていました。その横でリスが大きな木の枝をを渡って、隣の木へと飛び移っていきました。


鳥の写真はこれだけなのですが、植物や地形についても学ぶことができました。










今回の試食は、ワサビとハルザキヤマガラシの葉っぱでした。どちらもぴりっと苦みがあり、美味しかったです。


最後に昆虫の痕跡。


今回の観察会から、午後に座学で学ぶ時間が設けられました。鳥の鳴き声からどの鳥か同定する方法などを教えていただき、大変勉強しやすくなりました。また、自然のことや暮らしのことなど、お話するのがとても楽しかったです。
今回の観察会のために安全に歩けるように下見をしたり、笹を刈って道を整備するなど、準備をしてくださった方々に心より感謝申し上げます。