野鳥の会でお世話になっている方から「トコロジスト」という言葉を教わり、「トコロジスト」(日本野鳥の会)の本を買って読みました。トコロジストとは、「その場所の専門家」のことで、そこに生きる生物、地形、歴史などあらゆることに詳しい人のことです。
11月頃、この本を読みながら私が今、一番目指しているのはこれだ!と心がときめきました。しかし、今の私にはあまりにも分からないことが多く、学んでも学んでも次々と疑問が湧いてきます。トコロジストになるには、残りの人生をすべてかけても難しいかもしれない。それでも、毎日少しずつ新しいことを見つけて学んでいきたいと思っています。私の専門としたい地域は、私の住む森です。歩ける範囲だけでも、石、コケ類、キノコ、シダ、高山植物、針葉樹、広葉樹、野鳥、動物(キツネ、タヌキ、リス、テン、クマなど)がたくさんあり、一つ一つ確認していくのも大変な作業です。
本から学べることは限られていますが、幸い自然に詳しい方がいらっしゃって、似た環境での観察会や勉強会で教えていただいては、自分の森に帰って同じものを探すという作業を地道に繰り返しています。
写真は、お正月に万座川で撮影した写真です。どうしてこんな地形になったのか興味が湧いていきましたが、私の住む森ではないのでいったん保留します。ただ、何万年もさかのぼると、何かにつながってくるかもしれないので、やはり、トコロジストとしては知っておく必要がありますね!(まだなっていませんが…。)