今日は、日本野鳥の会 安西英明先生の講演会に参加させていただきました。「浅間高原での冬鳥との出会い」についてのお話のほか、植物、虫などの生命のことから、環境のことまで、たくさんのことを教えていただきました。
お話の中で印象に残ったのは、若い鳥が越冬できる確率がとても低いということでした。主に猛禽類に食べられてしまうからです。猛禽類も狩りができなければ死んでしまいます。
人間は、寿命があるうちはずっと生きられることを前提にして、将来のことを夢見たり案じたりして暮らしていますが、鳥や他の動物にとっては毎日が命がけです。今日のお話は、自然の尊さと自分の生き方を改めて見つめ直す機会になりました。
これから来る寒い冬も、鳥が頑張っていると思うと暖かくさえ感じるかもしれません。
さて、私が所属している野鳥の会で行われた先月の観察会について、忘れないうちに記録を残しておきたいと思います。肝心の鳥の写真はないのですが…。もう1か月近く前なので、木も青々としていますね。(今は、氷が張っていると思います。)
その日は特に暖かい日だったので季節を間違えたのか、ホオジロがさえずっていました。背の高い木の上にはエナガがいました。カケスが「ジェイ、ジェイ(というよりもギエイ、ギエイ?)」とよく鳴いていました。ホオジロと似た、頭の高いカシラダカなどもいました。
*後で分かったことですが、ホオジロは秋でも次の春に向けて縄張りを主張するためにさえずることがあるそうです。
歩いているとき、美味しいキノコや木の実のことや、「聞きなし」(ホオジロは「源平つつじ、白つづじ」、ツバメは「土食って、虫食って、口渋い」、イカルは「お菊二十四」、サンショウクイは「ヒリヒリ」など)を教えていただきました。
毎回、観察会を楽しみにしています。鳥のこと、植物のこと、自然のことなど、何を聞いても親切に教えてくださいます。都会にいた頃には本を読んでも、どう探しても学べなかったことを、生きた言葉で教えていただけて、感動でいっぱいになります。貴重なお話を伺ったり、自分自身も観察の練習を積んだりしながら、心の赴くままに学んでいきたいと思います。
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植物のことも教わりました。
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