~してもらう (have)

「帽子が吹き飛ばされる」「財布が盗まれる」のような、自分と関わる物に何かが起こるとき、
have+もの+過去分詞 で表現します。

たとえば、彼女が主語であれば、次のような文ができます。
She had her hat blown off.
She had her wallet stolen.

同じ構文を使って、「物を~してもらう」と言うこともできます。
それでは、練習してみましょう。

次の文を英語にしてください。

1. 私は髪の毛を切ってもらった。
2. 彼は時計を修理してもらった。

答え
1.は、I had my hair cut.
2.は、He had his watch fixed/repaired.

被害も、お願い事も同じ構文で表現することは気持ち悪いと思われるかもしれませんが、実際の英語では、そのように区別しているのではなく、どちらもSVOCという感覚です。

O=もの C=状態として、have O Cで、ただ「O=Cという状態である」ということなのです。

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~される(受動態)

次の文を英語にしてください。

「彼女は、帽子が吹き飛ばされた。」(吹き飛ばす=blow off)

She was blown off her hat. と思われましたか?

吹き飛ばされたのは「彼女」ではなく「帽子」なので、この文はおかしいですね。

答えは、「帽子」を主語にしたい場合は、Her hat was blown off.です。

「彼女は」を主語にしたい場合は、have+もの+過去分詞を使います。
その場合は、She had her hat blown off.です。

このように、日本語の文の中に主語のようなものが2つ出てきたときには、どちらを主語にするかを決めてから文を作りましょう。

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「待たされる」

次の文を、受動態を使って英語にしてください。

「私は彼に待たされた。」

I was waited for by him. と思われましたか?

wait for~は「~を待つ」です。それを受動態にしたところで、「待たれる」(?)という意味にはなっても、「待たされる」という意味にはなりません。
「待たされる」の能動態は「待たせる」のはずです。

「待たせる」はkeep 人 waiting です。
「彼が私を待たせた。」は、He kept me waiting.

それを受動態にして、答えは、
I was kept waiting by him.ですね。

今回は、受動態の勉強なのでややこしかったですが、実際は、能動態を使って、He kept me waiting.と言えば大丈夫です。

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